中国人が考える「ベトナムが世界有数の親日国」である理由

 ベトナムは、世界有数の親日国だ。電通が2019年に発表した「ジャパンブランド調査」によると、日本が好き、またはとても好きと答えた人の割合は98%にも上ったそうだ。在留ベトナム人も増加の傾向にあり、2020年末には44万8000人と、韓国を抜き中国に次いで2番目に多かった。

 しかし、中国人からすれば「ベトナムが新日国」であり、ベトナム人が「日本人を恨んでいない」ことが不可解なのだという。中国メディアの快資訊は、「ベトナムはなぜ日本を恨まないのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事はまず、日本がベトナムに対してしたことを考えれば、ベトナムは日本を恨んでいて当然だと主張した。大東亜共栄圏構想を打ち出し、「ベトナムを植民地支配から解放する」との名目で日本兵が侵攻したが、日本軍のせいでベトナムは飢えと搾取に苦しんだと主張した。それで、「本来なら中国や韓国のように日本を恨んで当然のはずなのに」と不思議がっている。

 なぜベトナムは日本を敵視しないのだろうか。記事は日本による被害があったのは事実だが、終戦後も多数の日本兵がベトナムに残り、侵攻してきた「ベトナム人が最も恐れるフランス人」に向かって共に戦ってくれたことを、ベトナム人は今も感謝していると説明した。

 また、「そのうえ利益が絡んでいるのだから、親密な関係なのもおかしくない」と主張している。日本は1990年代以降、ベトナムを人的・経済的に援助しており、ODAによる対ベトナム援助額は他国よりずっと多く、日本が最大の支援国だ。日本はまたベトナムの重要な貿易相手国ともなっている。記事は、「ベトナムが日本を恨んでいない」理由を説明しつつも、中国人としては納得がいかない様子を伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

関連記事(外部サイト)

×