日本に存在する「世界最古の企業」から中国人が学ぶべきこと=中国

 日本には長寿企業が数多く存在するが、「世界最古の企業」も日本にある。中国メディアの快資訊はこのほど、世界最古の企業である「金剛組」について紹介する記事を掲載した。金剛組が事業を長く続けてこられた理由を分析し、中国人はその理由に学ぶべきだと伝えている。

 金剛組は西暦578年創業であるため、すでに1440年以上の歴史があることになる。記事は、金剛組は四天王寺建立に伴い創業しており、「仏教事業への役務提供がその始まりだ」と紹介した。創業当初から天皇の支持があったので、大きく成長できたとしている。そして、金剛組では伝統技術が脈々と受け継がれており、科学技術が発達した現代においても伝統の技を保持していると伝えた。

 なぜ金剛組はこんなにも長く続くことができたのだろうか。記事は、金剛組の「家訓」と関係があると分析した。特に、過去の当主が残した家訓の「本業を重視すること」が、1400年以上も続いた秘訣だと紹介している。

 しかし、長い歴史の中には企業の存続が危ぶまれた時もあったという。例えば、明治維新後は、寺院の建築がなくなったため仕事がなくなったが、一時的にほかの建築物を建てるようになったと紹介した。また、戦時中は戦争需要に特化した事業を行い、バブル経済崩壊時も経営危機があったものの乗り越え、今では本業の宮大工に専念していると伝えている。

 最後に記事は、中国には悠久の歴史があって多くの伝統文化があるのに、老舗企業はほとんどなく、片手で数えられるほど少ないと指摘し、「金剛組がこれだけ長く存続できている理由から中国人は学ぶべきだ」と結んだ。記事が紹介した「本業重視」という経営理念は、すぐに経営多角化に進みがちな中国企業に欠けている点だと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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