ワクチンの使用期限の映像が、フェイクニュースに利用され話題に=台湾メディア

 日本からアストラゼネカ製のコロナウイルスワクチンが到着して、日台友好ムードに包まれる両国だが、テレビで報道されたある写真が話題となっている。台湾メディアMyGopenが伝えている。

 その報道とは、日本からのワクチン到着を報じたテレビの映像。テレビの報道で使われた写真の素材で写ったワクチンの使用期限が一見「2021年5月まで」と見えることが話題になった。ネットでは「期限切れのワクチンが来たのではないか」と心配する声が上がっているが、これは単に使われた素材が5月までの期限だっただけ、と台湾メディアが報じている。記事は、「今回アストラゼネカ製のワクチンの期限は10月14日まで。テレビで報道されたのは、あくまで以前の素材なので、勘違いしないように」と繰り返し報じている。

 この件に関し、陳時中衛生福利部長(衛生相)も「今回日本から届いたワクチンの期限は10月14日まで」と正式に発表している。メディアでは、実際に届いたアストラゼネカ製ワクチンの段ボールに表示されている期限の写真を掲載するなどして、ニセ情報に対抗している。

 台湾でも、こうしたニセ情報、フェイクニュースはコロナ禍で後を絶たず社会問題になっている。中には、こうしたフェイクニュースが政治的に利用されることもあるようで、台湾政府も対策に乗り出し、昨年には偽ニュースに対する罰則を明確化した。また、市民団体が独自にニュースを調査し公表するなど、「フェイクニュース」に対抗しようとしている。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)

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