日本のマンションに学ぶ、地震から身を守る方法=中国メディア

 中国のポータルサイト・網易に8日、日本人の設計したベランダがあれば「地震が襲ってきても怖くない」とする記事が掲載された。

 記事は、雲南省で5月に大きな地震が発生し、余震が20回以上続いたと紹介。夜に発生したこともあって当時は多くの人が寝間着のままで慌てて外に飛び出し、自動車の中で眠れぬ一夜を過ごした人も少なくなかったと伝え、この地震により多くの人が「災害と常に隣り合わせ」であることを意識したとしている。

 その上で、地震頻発国である日本では、日常生活を過ごす住宅に多くの防災設備、避難用設備が取り付けられていると説明。日本の住宅において最も心血が注がれているのはトイレではなく、ベランダなのだとし、集合住宅のべランダは避難のための設備が満載されているのだと伝えた。

 まず、中国の集合住宅では隣どうしが分厚い壁で隔てられているのに対し、日本のベランダは薄いプラスチックの仕切板でのみ隔てられていると紹介。プライバシーが重視される日本であるにもかかわらず、ベランダで電話をすれば隣人に全て聞かれてしまうほどの壁の薄さであり、それは緊急事態が発生した際に壁を突き破って隣へ避難できるようにするためなのだとした。

 次に、プラスチックの隔板とともに日本の集合住宅に備えられている重要な設備として、床にある正方形の「蓋」に言及。これを開けてボタンを押すと、ハシゴが下の階に延びて避難することができ、各階の各戸に設置されているために、ハシゴを繋げば1階までスムーズに避難することができるのだと説明している。

 さらに、日本の集合住宅では、緊急時の避難経路を確保するためにベランダの使用規則が多く設定されており、原則としてベランダにプランターをたくさん並べたり、重いものを置いたりしてはならない事になっていると指摘。担当者がいちいちチェックしにやってくるわけではないものの、各住民が自覚的にルールを守ることで、安全な避難ルートが守られているのだと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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