中国人はなぜ海外に移住したいと願うのか=中国

中国人はなぜ海外に移住したいと願うのか=中国

中国は昔から海外へ積極的に移住する人が多く、海外で生活する華僑や華人は世界中にいる。かつては中国経済があまり発展していなかったので、海外で一旗あげることを夢見る人が多かったが、急速な経済発展を遂げた現在でも海外に移住したいと願う中国人は多いのだという。(イメージ写真提供:123RF)

 中国は昔から海外へ積極的に移住する人が多く、海外で生活する華僑や華人は世界中にいる。かつては中国経済があまり発展していなかったので、海外で一旗あげることを夢見る人が多かったが、急速な経済発展を遂げた現在でも海外に移住したいと願う中国人は多いのだという。これは一体なぜなのだろうか。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、この理由を分析する動画を配信した。

 配信者は、両親と一緒にスペインに移住した中国人男性で、今でも多くの中国人が海外移住を望むのにはいくつかの理由が考えられると述べている。その1つが「外国での生活に対する憧れ」があることだという。メディアや著名人が外国の生活の良い面ばかり強調するので、自然と憧れるようになるという。この配信者も移住するまでは海外に夢を抱いていたというが、実際に移民してみると良いことばかりではなく、逆に中国での生活を懐かしむようになったとしている。

 2つ目の理由は「現実逃避」だという。物事がうまくいかないことを中国の社会や他の人のせいにして、海外へ逃げたくなる心理があると指摘している。確かに中国は人口が多く、その分競争も激しいと言われている。

 中国人同士の競争が中国経済の飛躍的な発展を支えてきたという一面は否定できないが、競争を避けるために海外に留学したり、海外に移り住む中国人は多いと言われている。事実、動画には「中国の996」を体験したら移住したくなるのも当たり前との見方を示すユーザーもいた。「996」とは、朝9時から夜9時まで週6日働くという意味で、日本語でいう「社畜」といった否定的な意味もあり、中国では過酷な労働条件のもと競争を強いられている人が少なくないことを指摘している。やはり、中国での生活が大変なのは確かのようだ。

 そのほか、富裕層が海外に移住する場合は「子どもへの教育」や「資産の保全」などが目的と言われるほか、中間層以下の場合は「中国国内では満足に稼ぐことができない」ため、就労目的で海外に移り住むケースがあると言われる。この場合は方々から借金を重ねて移住のための資金を工面するという。近年は中国に戻る華僑や華人は多いとされるが、それでも海外に移住することを夢見る中国人は今も少なくないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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