日本はなぜ中東より近いロシアから原油をもっと輸入しないのか=中国メディア

日本はなぜ中東より近いロシアから原油をもっと輸入しないのか=中国メディア

中国のポータルサイトに「日本はどうしてロシアからもっと石油を輸入しないのか」とする記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

 中国のポータルサイト・網易に12日、「日本はどうしてロシアからもっと石油を輸入しないのか」とする記事が掲載された。
 
 記事は、経済が高度に発展した日本において石油が取れるのは新潟県沿岸の一部に限られ、基本的には輸入に頼らざるを得ないと紹介。輸入される石油の大部分は中東地域で産出されたもので、総輸入量の90%を占めているとした。

 その一方で、日本からやや離れた場所にある中東からの石油輸入は輸送のコストやリスクがどうしても大きくなると指摘。日本により近そうなロシアも世界的に見れば有数の石油産出大国であるにも関わらず、ロシアからの輸入量は全体の数%と少ない状況に留まっているとし、その理由について分析している。
 
 まず、ヨーロッパとアジアに跨る広大な国土を持つロシアで石油が産出されるのは主に欧州側であると指摘。日本に運ぶにはパイプラインや海運を利用しなければならないことからコストがかさみ、日本にとってもロシアにとっても利益が少なくなってしまうのだと伝えた。
 
 また、日本とロシア(旧ソ連)との関係が基本的にギクシャクしていることも、ロシアから日本への石油輸出が多くない理由の一つであると説明。中でも北方四島の問題が大きなネックとなっており、解決の兆しが見えない中では両国関係の一層の改善は難しいとの認識を示した。
 
 さらに、日本が極東地域の原油や資源開発を強く望み、ロシアとしても開発を進めたいものの日本側に多くの利益を持っていかれることを懸念しているために両者の協力は非常に緩慢であり、日本は「より近くて廉価な石油」を獲得できない状態が続いているとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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