中国人が推測した「中国に日本人学校がある理由」、その荒唐無稽な内容とは

中国人が推測した「中国に日本人学校がある理由」、その荒唐無稽な内容とは

中国には主に駐在員の子女を対象にした日本人学校があり、北京、上海、広州などの大都市に設立されている。中国メディアは、中国には日本人学校が多いと紹介しつつ、「なぜ中国の土地に日本人しか入れない学校を作るのか」と問いかける記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国には主に駐在員の子女を対象にした日本人学校があり、北京、上海、広州などの大都市に設立されている。中国メディアの百家号は4日、中国には日本人学校が多いと紹介しつつ、「なぜ中国の土地に日本人しか入れない学校を作るのか」と問いかける記事を掲載した。

 中国にある日本人学校は、日本国籍を持つ子どもたちが通っており、彼らはほとんど中国に駐在している親に伴って中国に滞在しているようだ。海外にいながらも日本と同じ授業が受けられる、というのが最大のメリットと言えそうだが、最近の中国では「違う見方」をする人が増えているという。

 記事は、日本人が中国に日本人学校を設立する理由は3つあると主張した。その1つが「日本滅亡に備えるため」で、日本は地震などの自然災害が多い国で、危機意識の高い日本人は「日本沈没」に備えて距離的に近い中国に学校を設けていると主張した。

 2つ目は、「野心的なたくらみがある」ことで、子どもの学校を言い訳にしているだけだと主張。これは大都市に日本人学校を作っていることから明らかだと主張した。3つ目は、「教育によって中国を侵略しようとしている」との主張で、「脅威」を感じる人までいるとした。

 なんとも荒唐無稽な話で、なぜこうした根拠のない主張をするのかは分からないが、この手の話は中国ネット上では「頻繁に見かける」ものであり、面白がって拡散されるものだ。最近の中国では愛国主義と同時に排外主義も高まっているようで、大連市にオープンした日本タウンも批判の対象となって営業停止に追い込まれたほどだ。中国のネットユーザーには日本が関わることも理性的な受け止め方をしてもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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