日本人はなぜ匠の精神を代表する存在になったのか=中国報道

日本人はなぜ匠の精神を代表する存在になったのか=中国報道

中国には匠の精神を意味する「匠人精神」という言葉がある。過去には、政府工作報告に「匠の精神の育成」が盛り込まれたことで、流行語になったこともあるが、匠の精神と言えば日本のイメージだ。(イメージ写真提供:123RF)

 中国には匠の精神を意味する「匠人精神」という言葉がある。過去には、政府工作報告に「匠の精神の育成」が盛り込まれたことで、流行語になったこともあるが、匠の精神と言えば日本のイメージだ。中国メディアの騰訊は11日、「日本人はなぜ匠の精神を代表する存在になったのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、匠の精神は「生涯をかけて1つのことに執着する」ことであると定義し、それができるのは日本人だけだと主張した。中国では政府が先頭に立っても、なかなか身に着けられないのに、日本には60年も寿司を握り続ける職人や、美味しいお米を炊くことに50年も費やす職人がいると指摘している。

 そのうえで記事は、日本人が匠の精神を身に着けることができた理由として、「終身雇用」の習慣を挙げた。終身雇用の制度は今でこそ無くなったが、中国に比べて転職が相対的に少ないので「1つのことを突き詰められる」のだと説明した。

 中国は米国以上に転職が多い国で、入社から1年半以内に転職の準備を始め、平均すると34カ月で辞めるという調査結果があるそうだ。これは、1つの会社で働いている間の半分かそれ以上の期間「浮ついた気持ち」でいることになり、「いわゆる匠の精神とは無縁」の状態だと指摘している。

 中国では現在より良い条件の職場が見つかると、すぐに転職してしまう人が多い。1つの職場で長く働くことが匠の精神を身につける方法というわけではないだろうが、できるだけ長い時間「1つのことに執着する」ことが大切なのは間違いなさそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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