【上海IPO】無線ネットワークテスト機器の成都坤恒順維科技股フェンが28日に公募開始、2100万株発行予定

【上海IPO】無線ネットワークテスト機器の成都坤恒順維科技股フェンが28日に公募開始、2100万株発行予定

上海証券取引所科創板への上場を目指している、無線ネットワークテスト機器を手掛ける成都坤恒順維科技股フェン(坤恒順維、688283/上海)は1月28日より公募を開始する。2100万株を発行予定で、公募価格は26日に決定する。公募終了後速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)

 上海証券取引所科創板への上場を目指している、無線ネットワークテスト機器を手掛ける成都坤恒順維科技股フェン(坤恒順維、688283/上海)は1月28日より公募を開始する。2100万株を発行予定で、公募価格は26日に決定する。公募終了後速やかに上場する見込みだ。

 同社は2010年設立の民営企業。ハイエンドの無線電波テストシミュレーション機器の研究開発、生産販売を主業務とし、5G通信の要素技術であるMassive MIMO、無線アクセス、レーダー、電子逆探装置、車載ネットワーク、ナビゲーションなどの分野に重点を置き、無線電波設備の性能、機能テスト向けのシミュレーション機器およびシステムソリューションプランを提供している。中国電子科技集団、中国航天科工集団、中国航天科技集団など大手企業参加の通信研究所や、中国科学院などの研究機関を顧客とし、中国の「嫦娥」月面探査プロジェクトや火星探査機などにもレーダーエコーシミュレーション装置を提供している。

 世界の無線電波測定機器市場規模は2019年に47億3100万米ドルに達し、2024年まで年平均5%のペースで成長して2024年には60億5100万ドルに到達する見込み。中国の市場規模は2019年時点で123億1100万元で、2024年には倍近い236億8000万元に達すると見られており、年平均成長ペースは世界を大きく上回る13.98%と予測されている。

 同社の主力製品で、無線電波測定分野のハイエンド製品である無線チャネルシミュレーション装置の中国国内シェアは50%近くに達しており、2020年の売上高は9300万元。5G通信のさらなる普及、国産製品への置き換え推進に伴い、同社製品はさらに売上やシェアを伸ばす可能性を秘めている。一方で、米国やドイツなどの世界大手企業に比べると技術的な蓄積が弱く、製品のラインナップに乏しいこと、業務規模が小さく日々拡大する市場ニーズを満たしきれない可能性があることなどがネックとなっており、世界大手との競争に耐えうる事業基盤の強化が求められる。

 2020年12月期の売上高は1億3018万元(前期比23.4%増)、純利益は4487万元(同41.8%増)。2021年1〜9月期の売上高は9037万元(前年同期比71.14%増)、純利益は2177万元(同72.34%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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