「失礼」 ヘアスタイリスト  ある客の一言で涙

「失礼」 ヘアスタイリスト  ある客の一言で涙

Shutterstock 、 hurricanehank

想像してみて欲しい。黒人と白人のカップルがニューヨークのハーレム街にある理容店に入ってくるところを。はじめは誰も特に気に留めなかったが、白人の彼女が黒人の彼氏にむかって「ハイ、ベイビー」と声をかけると事態は一変した。若い、黒人の女性ヘアスタイリストがその言葉に反応したのだ。彼女は、白人女性が黒人男性客と付き合っていることに憤慨している様子だった。その証拠に、二人に対して次々と罵倒を浴びせ始めたのだ。

もしもこの場にいたら、あなたならどうするだろうか。見て見ぬふりをするか。それとも、この差別に対して一言モノ申すだろうか。実は、これはジョン・キニョネスが司会を務めるABCの人気番組「What Would You Do?」(あなたならどうする?) というモニタリング番組で、黒人ヘアスタイリストのレイチェルは女優なのだ。異人種カップル役の二人も仕込みである。この番組では異人種カップルに対する差別を目の当たりにした店の客たちがどんな反応をするのかをモニタリングした。

ガブリエルが来店すると、レイチェルは気があるそぶりを見せていたが、クリスティンが入ってくると事態は一変。レイチェルはガブリエルに軽蔑の眼差しを向けながら「あなたあの子と付き合ってるの?」「自分に合った、強い黒人女性に出会えなかったわけ?」と不愉快な質問を投げかける。

クリスティンは大声で「おかしいわよ」と言い放つが、レイチェルは「おかしいのは、あんたがここにいることだけだから」と反撃。黒人女性客デニースは開いた口が塞がらない。すると彼女は「私は、あなたがここにいても気にならないからね。」とクリスティンに対して優しく話しかける。

「なんで白人女をかばってるわけ?」とレイチェルはさらに攻撃。「別に、彼女がなんだって関係ないわよ。」とデニースも反論する。「私は、ただ一人の女性をかばってるの。」ここから、他の客もクリスティンを擁護し始めた。

「客に対してそんな失礼な態度はないだろう」別の客、ニコラスが声を上げた。「こんなことをしている自分を恥ずべきだよ。(中略) 憎悪はさらなる憎悪を生むだけだ。」

次に立ち上がったのはマーシャだ。驚くべきことに、彼女はレイチェルの暴言に対して優しさで対応したのだ。「わかるわよ。」マーシャは笑顔で答える。「でもね、受け止めるの。あなたのやさしさや思いやりの気持ちはどこへいったの?一緒に乗り越えましょう。」彼女はさらに付け加えると、クリスティンに対して謝罪するよう、レイチェルに訴えかけた。話を聞くうちに、レイチェルはいつの間にか涙していた。

この店はこの日、まさに感情のるつぼとなった!憎悪にまみれた言葉は沈黙を呼び、論争を起こし、さらには思いやりをもたらしたのだ。もし、あなたが同じシチュエーションにいたらどうするだろうか?

(大紀元日本ウェブ編集部)

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