香港でゼネスト 航空機230便欠航

 【北京=藤本欣也】中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正問題をめぐり混乱が続く香港で5日、同改正案の撤回などを拒否する香港政府に抗議するため、ゼネストが呼びかけられ、交通機関が一部麻痺(まひ)した。また香港島や九竜半島で抗議集会やデモ行進も行われ、警官隊と衝突した。

 香港からの報道によると、この日のストには香港国際空港の労働者も参加し、日本発着便を含む約230便が欠航。バス運転手約200人もストに加わったほか、若者らが緊急ボタンを押すなどして地下鉄の運行を妨害、交通機関は大幅に乱れた。香港ディズニーランドの従業員の一部もストに参加したという。

 香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は同日、記者会見し、若者らの「過激な暴力行為」により「香港が危険な状況に追い込まれようとしている」と批判した。

 若者らが3日のデモで中国の国旗を海に投げ捨てたり、7月21日のデモで中国の国章に黒い液体をかけたりしたことについて、林鄭氏は「国家主権への重大な挑戦だ」と非難した。香港警察は5日、6月からこれまでに14〜76歳の420人を逮捕したと発表した。

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