難民サッカー選手解放=バーレーンが送還要求取り下げ−タイ

難民サッカー選手解放=バーレーンが送還要求取り下げ−タイ

タイ当局が拘束していたバーレーン出身のサッカー選手ハキーム・アライビ氏=4日、バンコク(AFP時事)

 【バンコク時事】タイ司法当局は11日、オーストラリアで難民認定されたバーレーン出身のサッカー選手で、バーレーン政府の要請を受けて拘束していたハキーム・アライビ氏(25)を解放した。バーレーンに送還されれば迫害を受ける恐れがあるとの懸念から、国際サッカー連盟(FIFA)や豪州政府が解放を要求するなど、国際問題に発展していた。

 検察当局者は「バーレーンが送還要請を取り下げたため、解放を決めた」と説明した。

 ハキーム氏は2012年、家族の政治活動に関連して逮捕され、拷問を受けた。警察施設を損壊した罪で禁錮10年の有罪判決が下されたが、本人は罪を否認している。14年に豪州に逃れ、17年に難民認定された。

 タイ当局は昨年11月、国際刑事警察機構(ICPO)の国際手配に基づき、休暇で訪れたハキーム氏を空港で拘束。FIFAは1月23日、タイのプラユット暫定首相宛ての電子メールで、「豪州への安全で速やかな帰還に必要な措置を取るよう求める」と要請していた。 【時事通信社】