日韓の貿易における対立が「軍事面の摩擦」へと発展する可能性=中国メディア

日韓の貿易における対立が「軍事面の摩擦」へと発展する可能性=中国メディア

日韓貿易摩擦が「軍事問題」に発展してきていると指摘。韓国ではGSOMIAの更新の是非が検討されているほか、今月にも竹島(韓国名:独島)での軍事演習の実施に踏み切る可能性が取りざたされている。(イメージ写真提供:123RF)

 悪化の一途をたどる日韓関係。日韓秘密軍事情報保護協定(GSOMIA)が8月24日に更新の判断期限を迎えるが、韓国ではこの協定の破棄をちらつかせている。中国メディアの今日頭条は9日、GSOMIAが破棄となる可能性が高いと分析する記事を掲載した。

 記事はまず、日韓貿易摩擦が「軍事問題」に発展してきていると指摘。韓国ではGSOMIAの更新の是非が検討されているほか、今月にも竹島(韓国名:独島)での軍事演習の実施に踏み切る可能性が取りざたされている。それにしても、韓国はなぜここまで強く出ているのだろうか。

 記事は、専門家による意見として、韓国政府は「報復せざるを得ない」事情があると指摘している。3品目の輸出管理強化とホワイト国からの除外決定は、いずれも「日本が一方的に」したことであるため、「目には目を」とならざるを得ないのだと論じた。これは多分に韓国国民の感情がそうさせているとも言えるだろう。

 別の理由として「両国間の関係がここまで悪化すれば軍事協力を見直すのは必然」だと主張。現在の日韓の軍事協力は過去最高ともいえる緊密さではあるが、歴史問題や貿易摩擦ゆえに双方の「協力関係という雰囲気」は完全に崩れたと記事は分析。このような状況でのGSOMIAの破棄は当然の帰結と言えると論じた。

 そのうえで、2018年12月の韓国海軍によるレーダー照射問題から、双方の軍事摩擦はすでに起きていたと指摘。「韓国国民の不満のはけ口」としても、GSOMIAが破棄される可能性は非常に高いと結論付けている。

 中国の立場から見れば、中国をけん制する意味合いも含むGSOMIAは破棄されたほうが良いわけで、記事の結論は中国の希望的観測を多分に含んでいるようだが、それでも韓国国内の事情と国民感情を考えればあり得る話なのかもしれない。韓国がどのような判断を下すのか、注目したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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