日本による厳しい対韓輸出規制、韓国にとっては「致命傷」ではなくチャンスになるかも=中国メディア

日本による厳しい対韓輸出規制、韓国にとっては「致命傷」ではなくチャンスになるかも=中国メディア

中国メディアは、日本政府が韓国に対して発動した貿易規制について、韓国経済に致命傷を与える可能性について解説する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・文匯網は11日、日本政府が韓国に対して発動した基幹産業をピンポイントに狙った貿易規制について、韓国経済に致命傷を与える可能性について解説する記事を掲載した。

 記事は、日本の経済産業省が8日、対韓輸出規制を発動して以降初となる韓国向け半導体材料のエッチング剤の輸出許可を出したと紹介。この措置は、それまでの日韓両国による激しい「角逐」をややクールダウンさせ、日本による措置が世界的なサプライチェーン破壊につながると国際市場の憂慮を和らげるものだと伝えた。

 一方で、日本による規制は韓国の軍民両用製品1120品目に影響がおよび、そのうち対日依存度が50%を超えるものが253品目、90%以上のものが48品目あることから、今回の輸出許可だけでは韓国経済が受ける大きなダメージの緩和にはならないとの見方を示した。

 また、韓国経済は半導体や半導体関連の化学原料産業のみならず、自動車、精密機械、さらには5G無線通信などの産業でも深刻な打撃を受けることが見込まれ、IoT、クラウドコンピューティング、AIなどをベースとする第4次産業革命の屋台骨となる産業が危機を迎えるとしている。

 記事はそのうえで、韓国国内では国内産業構造を調整し、多くの産業で対日依存を軽減する取り組みが始まったと紹介。産業通商資源部が5日に、半導体、自動車を含む6大産業分野の戦略上重要な製品100品目について、安定供給を確保する多重的な措置を講じることを発表したと伝えた。

 そして、国産化や対日依存緩和などの動きを見せ始めた韓国について「世界のサプライチェーンで重要な一角を担っている。日本の措置は確かに厳しいが、それが『致命傷』になることはない」との見解を示すとともに、一時的なダメージを受けた後、韓国が状況に「迫られる」形でイノベーション強化と産業構造調整のチャンスを得る可能性があるとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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