国際線再開準備中の航空業界「デルタ変異株懸念」=韓国

国際線再開準備中の航空業界「デルタ変異株懸念」=韓国

国際線再開準備中の航空業界「デルタ変異株懸念」=韓国(画像提供:wowkorea)

新型コロナワクチン接種が速度を増し、国際線再開の準備に取り組んでいた航空業界が、変異株感染拡大に不安を訴えている。国際線を再開する前に、再び封鎖しないかという懸念である。

23日、韓国航空業界によると、文化体育観光部と国土交通部(国土交通省に相当)が、シンガポール、タイ、台湾、グアム・サイパンなど旅行安全圏域(トラベルバブル)を本格的に推進し、国際線復活路線の期待が沸いている。

これにより、大手航空会社、アシアナ航空は、来月24日から週1回サイパン路線を運航する。大韓航空も、4月タシュケント路線復航に続き、国土部にウラジオストクの路線運航再開するための申請書を提出した状態だ。低コスト航空会社(LCC)のティーウェイ航空は、インチョン(仁川)-サイパン、仁川-グアム路線も運航を再開する。チェジュ(済州)航空などもサイパン路線を就航し、国際線復活の兆しを見せている。

再開のニュースが相次いで聞こえているが、現時点では国際線需要の回復は遅れている。航空情報ポータルシステムによると、今年1〜5月の国際線旅客は93万7206人で、前年同期比91%減少しており、増加は見られていない。それにもかかわらず、航空業界が国際線就航を急ぐのは、今後のためである。航空業界関係者は、「国際線再開はすぐに収入を期待するものではなく、スロット(発着枠)維持のために、運航許可を受けておくというレベル」とし、「今後に備えなければ、コロナ回復後の旅行需要に対応することができるという計算だ」と説明した。

しかし、コロナ変異株である“デルタ株”が感染拡大し、航空業界は懸念の声を出している。デルタ株は、インド発コロナ変異株で、世界保健機関(WHO)は、デルタ株の感染拡大時期が早まるだろうと警告した。これに欧州をはじめとする世界各国は、入国基準を再度高めている。韓国航空業界で、最も大きい割合を占める米国国際路線も、再度便を減らしている。

韓国政府は、デルタ株の感染推移を調べた後、対応に乗り出す方針だ。航空業界も、既存の国際線再開を維持するが、防疫に万全を期して被害を最小限に抑えるという立場だ。また、他の業界関係者は、「ワクチン接種により、米国や欧州など路線拡大の期待もあったが、デルタ株により、時間がかかる見通し」とし「デルタ株は、現在トラベルバブル便を運行するには程遠いが、感染拡大が速まり、韓国国内にも影響を与える場合、国際線の需要回復が遅れる可能性があり、懸念させる」と吐露した。

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