米国の独立記念日にも静かな北朝鮮=韓国報道

米国の独立記念日にも静かな北朝鮮=韓国報道

米国の独立記念日にも静かな北朝鮮=韓国報道(画像提供:wowkorea)

米国の独立記念日が近づいているが、北朝鮮の目につくような特別な動きは感知されていない。独立記念日は米国の最大の祝日の一つだ。これまで北朝鮮は特別なメッセージを独立記念日に発信してきた。ただ今年は、新型コロナウイルス感染症の封鎖や食糧難など、国内問題に力を入れ、対外に神経を使う余裕がない様子だ。

米国の独立記念日を控えた4日、北朝鮮労働党機関紙の労働新聞には米国に関する発言はなく、「国内の結束」だけを強調した。

北朝鮮が対米メッセージを発信する時は、北朝鮮の記念日だけでなく米国の記念日を利用してきた。昨年7月4日、チェ・ソンヒ第1外務次官が米国に対して、「対話はしない」という談話を出し、同日、対艦巡航ミサイルを試験発射した昨年とは違う姿だ。2017年には大陸間弾道ミサイル(ICBM)、2009年には短距離ミサイル4発、2006年にはICBM級の「テポドン2号」などミサイル6発を発射した。

昨年7月10日には金総書記の妹、キム・ヨジョン(金与正)党副部長(当時第1副部長)が、「米国の独立記念行事を収録したDVDを個人的に取得することについて、委員長同志(金正恩)から許可を受けた」という、多少意外な内容を発表している。

ただ、今年はかなり違う様子だ。同日、労働新聞には米国の独立記念日に関連したメッセージなど、国外ニュースは見当たらなかった。その代わり紙面を埋め尽くしたのは「党の決定は骨が砕けても最後まで貫徹しなければならない」という、国内の危機を克服するための内容だった。武力挑発の兆候も見られなかった。

このような北朝鮮の動きは、それだけ国内問題が難しいことを示している。特に金総書記は、最近行われた労働党全員会議で党最高位級幹部を解任した。食糧難で北朝鮮内部の不満が高まる中で、金総書記が全員会議で軍用米を配布するよう指示したが、支障が発生した可能性がある。あるいは中国国境地域で密輸が発生した可能性などが、原因としてあげられている。

今年8月に行われる、米韓連合軍事訓練の動向を注視しているという分析もある。金総書記が「対話と対決」という2つの可能性を残した状況で、ひとまず様子を見ているということだ。

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