「お金を使わないとファンじゃないの?」…コスパ重視のファン活動をするMZ世代=韓国

「お金を使わないとファンじゃないの?」…コスパ重視のファン活動をするMZ世代=韓国

お金を使わないとファンじゃないの?…コスパ重視のファン活動をするMZ世代=韓国(画像提供:wowkorea)

昔も今もファンたちのアイドル愛は変わらない。しかしひとつ変わった事があるとすれば、オタク活動をする時に”コスパ”を考慮することだ。

2020年韓国のアルバイト求人サイトであるジョブコリアとアルバモンが、MZ世代(80年代から2000年代生まれの世代)2,333人を対象に行った消費傾向調査によると、51.2%がコスパ重視の消費を好むと答えた。このような傾向のせいなのか、アイドルのファン活動をする時もコスパを追求する、「コスパドクジル(ファン活動)」をする傾向がある。

コスパを求めるファン活動の一番大きな理由の一つは、ファンの時に購入したグッズとアルバムが、ファンを辞めた後に処理しなければいけない「ゴミ」になってしまう事だ。

答えてくれたキム氏は「予想できない未来の状況の為に、コスパを重視する」と話した。「アイドルメンバーが騒動を起こしたらファンが脱退を要求したり、ボイコットをする姿を見たことがある。問題が深刻になると、これまで購入したアルバムとグッズを処理するのが難しい状況になったりもする」と話した。続けて、「このような話を見聞きすると、否定的な状況に対する感情消耗を最大限避けて、健康で幸せな気持ちで好きでいたくて、コスパを重視したファン活動をする」と加えた。

実際にオンライン中古マーケットである「タングン」では、本人がファンを辞めたアイドルのアルバムやグッズを、安い金額で処分するような出品を見ることができる。

一部では処分できないアルバムなどが、環境に悪影響を与えるという意見もある。

「引っ越しの準備をしながら荷物を減らそうと過去に購入したアイドルのアルバムを整理したが、アルバムのどこを見ても分別の為の表記が無かった」とし、「こんなたくさんの物を分別することも出来ず、ゴミになるんだと思い、その時からアルバムと環境汚染問題に対して関心を持つようになった」と話した。続けて「アルバムと環境汚染の問題は、所属事務所がまず出て解決しなければいけない問題だと思う」「ファンがいくら努力しても限界があるので、アルバムの構成に変化を与えることや、分別が可能な材質に変えるなど、制作会社がこの問題を解決するために努力しなければいけないと思う」と指摘した人もいた。

特に、多くのアイドルファンたちがアルバムの購入に執着する理由は、アルバムを多く買うほどにファンサイン会に参加できる当選率が高くなるからだ。しかし有名アイドルグループの場合、数百枚を買わなければファンサイン会に応募が可能になるなど、「ペンサカット(ファンサイン会とカットラインの合成語)」が高い。

実際にアイドルファンたちが一番活発に利用するSNSであるTwitterでは、ペンサカットの基準を金銭で売買する場面を見かけることができる。

これだけでなくアイドルのアルバムには、グループメンバーの内1人のフォトカードがランダムに入っており、自身の好きなメンバー(最愛)のフォトカードを得るために数十枚のアルバムを買ったりする。

このような理由によりファンたちはアルバムをたくさん買うしかないのだ。

2019年に元BIG BANGのV.I、元FT Islandのチェ・ジョンフンが道徳的な問題を起こし多くのファンたちを失望させた。

このようにアイドルが麻薬、飲酒運転のような違法行為を行ったり、セクハラ騒動などファンたちを大きく失望させる場合を見て、コスパを重視するファン活動を決心する場合もある。

「以前に好きだったアイドルが大きく失望をさせる行動をして、ファンをしながら得たいい思い出が一瞬でゴミになった」とし、「これに大きな懐疑感を持ち、他のアイドルを好きになってもファン活動をする時はコスパを考えるようになった」と話した人もいた。

一方、所属事務所が消費を焚きつけるファンダム文化を整えることに懐疑感を持ち、コスパ重視のファン活動をするようになったという見解もあった。

フォトカード、ファンサイン会などファンには必須的な事に参加するためには必ず購入が伴う。

「お金を使うことでファンの気持ちを表現できる現行のスターマーケティングが気に入らず、コスパ重視のファン活動をしている」とし、所属事務所が消費を助長するファンダム文化を作り、自分が消費をしても自分よりもお金を使ったファンに全ての特典が入る」と話した人もいる。

文化評論家のハ・ジェグン氏はこのような現状に対し、「実利を追求する文化が幅広く拡散されたせいで、このようなファン活動にも自然と影響を与えるようだ」とし、「アイドルに対し道徳性などで懐疑心を持ち、人生を捧げてまでファン活動をする価値があるのかという気持ちから、コスパ重視のファン活動をするようになるようだ」と話した。

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