[9・11 20周年]米国の脅威は…「イスラムより白人極右派」

[9・11 20周年]米国の脅威は…「イスラムより白人極右派」

[9・11 20周年]米国の脅威は…「イスラムより白人極右派」(画像提供:wowkorea)

9・11テロ以降、米国に居住するイスラム過激派のテロよりも、白人優越主義者の暴力がより深刻なことが分かった。それにも関わらず、米国司法当局が20年間、国内極右派の脅威を過小評価してきたとの指摘が出ている。

9・11テロの20周忌を迎え、英国の日刊紙ガーディアンは最近、米国で極右派によるテロが、イスラムよりも大きな脅威として浮上していると報道した。ガーディアンは「白人優越主義者たちが犯した暴力は、米国で過小評価される、あるいは逸脱した行為とされる傾向がある」と伝えた。

しかし、専門家の意見は違う。実際、米国では白人優越主義者のテロが固定化しただけでなく、米国で最大の国内安全保障の脅威に浮上したテロの一形態になったというのだ。

根拠としては、過去20年間、米国で極右過激派による犠牲者は、米国に定着したイスラム原理主義者による死者よりも多いという点を挙げた。ワシントンDCのニュー・アメリカシンクタンクによると、9・11テロ以降に発生したテロ251件中極右派による犯罪は30件に達し、死者は114人だった。一方、米国内のイスラム原理主義者過激派による攻撃は14件であり、107人を死亡させた。

クリストファー・レイ米連邦捜査局(FBI)局長は、「白人優越主義者の攻撃は、米国内のテロに占める割合が最も大きい」とし、今年の初めのドナルド・トランプ元大統領支持者の国会議事堂占拠事件に言及した。レイ局長は「これは孤立した事件ではなく、数年の間に米国全土で広がっている事件の一部だ」と批判した。

これまで米国の関心は、アルカイダやイスラム国家(IS)などの外部の敵、米国を攻撃するかもしれないという不安だった。ヒナ・シャムシ米国市民自由連合(ALCU)国家安全保障プロジェクト責任者は、「連邦司法当局が白人至上主義者の暴力を過小評価してきたのは否めない」と述べた。9・11以降、米司法当局がイスラム教徒の移民、有色人種に対する監視と調査に偏っていたという指摘だ。

実際、米国では、起訴の段階から適用容疑に差がある。米司法省は、アルカイダやISによる暴力行為、またはこれらと関連があると判断した個人や団体に寄付する行為をも厳重に取り締まり、テロ容疑を適用する。テロが実際に起きていなくても、重い刑を受ける場合が多い。一方、白人優越主義者の犯罪行為には、テロではなく、憎悪や暴力組織など一段階低い容疑を適用するという批判が出ている。

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