感染者数は無意味?「ウィズコロナ」へ転換急ぐ=韓国

感染者数は無意味?「ウィズコロナ」へ転換急ぐ=韓国

感染者数は無意味?ウィズコロナの転換急ぐ=韓国(画像提供:wowkorea)

韓国では、新型コロナ防疫管理システムを、感染者中心から重症化率や致死率など、高危険群管理を中心としたものに転換しなければならないという指摘が提起されている。

新規感染者が、一日3000人以上発生するなど、新型コロナ感染拡大が深刻化しているが、感染者数だけにこだわり、社会的距離措置だけに依存する現行の防疫システムでは、防疫と経済、二兎を追うには限界があるからである。

専門家は、ワクチン接種率が徐々に高くなり、死亡率が相対的に安定している状況で、「段階的日常回復(ウィズコロナ)」の転換のためには、一日も早く防疫管理システムの枠組みを改編しなければならないと指摘する。

26日防疫当局によると、今年1月、約540人台だった一日の新規感染者数は、9月には、1910人を超えた。今年に入り3.5倍以上増加したことになる。一方、致死率(累積感染者のうち死亡者が発生割合)は、同期間に1.82%から0.81%と1%ポイント減少した。ワクチン接種が本格化し、高危険群を中心とした致死率が持続的に下落している状況だ。

25日(発表日午前0時基準)新規感染者3272人と、過去最高を記録し、秋夕(チュソク)連休の影響で、来週も3000人以上の新規感染者が発生すると思われるが、先進国と比較すると、未だ良好な水準である。

人口100万人当たりの感染者数(以下累積9月20日基準)は、韓国の場合、5577人で、日本(1万3229人)の約半分、ドイツ(4万9805人)、フランス(10万3635人)、米国(12万6031人)、イスラエル(14万1125人)などと比較しても格段に低い。死亡者数も韓国は100万人当たり47人で、日本(136人)、イスラエル(868人)、米国(1991人)、イギリス(2016人)よりはるかに低い水準だ。これらの国に比べ、ワクチン接種率は低いが、防疫が管理されていると捉えられる。政府の計画通り、10月末まで防疫指針を遵守しながら、ワクチン接種完了率70%を達成した場合、重症度や死亡率をさらに下げることができるという分析が出ている。

専門家は、これにより、大規模感染が発生してもウィズコロナへの転換を、これ以上先送りできないと指摘する。自営業者などを中心とした莫大な経済的、社会的被害をこれ以上放置できないということだ。

カチョン(嘉泉)大予防医学チョン・ジェフン教授は「段階的日常回復を開始しない場合、不要な社会経済的被害を甘受するしかない」とし「来月末になっても、感染者数が3000人前後、または増えても、徹底した準備をおこない、予定通りに進めるべきだ」と強調した。チョン・ウンギョン疾病管理庁長は「段階的日常回復に移行する前に、新規感染者発生規模をどこまで受け入れるのか、社会的な合意が必要だ」と述べた。

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