<W寄稿>親日清算?言葉だけでなく具体的な清算目録(リスト)を示せ=韓国と日本、共生の道

<W寄稿>親日清算?言葉だけでなく具体的な清算目録(リスト)を示せ=韓国と日本、共生の道

(画像提供:wowkorea)

最小限の常識を備えた韓国人であれば「親日清算」と言う言葉を聞く都度、「具体的に何を清算しようというのか」のような疑問を一度くらいは抱いただろう。似た類の表現として「真正な謝罪」と言う言葉もある。

韓国人(特に左派)が日本を攻撃する際、主に活用する表現だ。ところがここで語る「真正な謝罪」と言うのが、いったいどのくらいの水準の行為を意味するものなのか、韓国側が日本側に具体的に示したことは一度も無い。

例えば「日本の首相が韓国人”被害者”の代表の手を握って、頭を下げる水準」であるのか、「日本の首相が直接謝罪の手書きの手紙を真心を込めて書き、公営放送に出演して朗読する水準」であるのか、何が「真正な謝罪」として受け入れられるに値する具体的な行動の水準なのか。

それを日本側に示してやってこそ初めて、日本側がこれを検討し韓国が望む水準に合わせて謝罪に応じるか、でなければ公式に拒否を宣言するか、如何なる形としてであれ事態が終わるはずだ。しかし、我々韓国人は長い間いつも「真正な謝罪」とだけ無条件に叫んでいる。

この辺りになると、日本に対する「真正な謝罪」の要求と言うのは、日本から本当に謝罪を引き出して事態を終結させようという次元のものでなく、実は日本がいくら心を込めて謝罪するとしても無条件でダメ出しをして反日攻勢の無限反復を続けて行こうという不純な次元のものに過ぎないという解釈も可能となる。

「親日清算」と言うのもこれと全く同じだ。「親日清算」を声の限り叫ぶ者は多いが、親日清算の為に21世紀の今日、韓国人が採るべき具体的な行動が何なのか、正確に示すケースは一度も無い。

毎年の3月1日、文在寅大統領による三・一節(※日本統治下で起きた「万歳運動」記念日)の記念演説に登場する「親日清算」を強調した部分は以下の通りであった。

「親日残滓の清算は非常に長い間、後回しにしておいた宿題です…『親日清算』とは、親日は反省すべき事柄であり独立運動は礼遇を受けるべき行為であるという、最も単純な価値を正しく確立することです」と。

これによれば文在寅政権は「親日清算」について「反省すべき事柄であり、独立運動は礼遇を受けるべき行為であるという、最も単純な価値を正しく確立すること」と規定したわけだ。

ところで今日の韓国人の中に、かつての日帝時代(※日本帝国の統治時代)の親日を反省すべき行為だと認識しない人が果たして何人くらいいるのか?今日の全ての韓国人は「それ(日帝時代の親日)は反省すべき行為」だと既によく知っている。

加えて独立運動もまた、礼遇を受けてこそ当然な行為だと既に全ての韓国人がよく知っている。そのために韓国の幾つにもならない(5つの)国家的・国事的な祝祭日の内で、独立運動を称賛する祝祭日(3月1日、8月15日)が大きな比重(40%)で存在しており、その都度、必ず汎国家的な次元で盛大に記念行事を挙行するのだ。

独立運動を称賛する祝祭日に際して、全ての韓国メディアが左右の系列の区分無く独立運動称賛に熱心な(事実上、やり過ぎの水準である)姿は、今日の韓国が如何に独立運動を礼遇しているのかを見せてくれる代表的な現象の一つだ。

事実、冷静に見れば、韓国の独立は全面的に米国の力によって成し遂げられた。当時の独立運動は韓国の独立に実質的に寄与した部分が大きくないというのが否認できない現実だ。このような現実を勘案すれば、今日、独立運動が受けているこんな風な礼遇は不足が無いものだ(むしろ過剰な側面もある)。

結局、文在寅政権が規定した「親日清算」に基づくとすれば、このような今日の韓国の姿(日帝時代の親日の反省、独立運動への手厚い礼遇)は、既に親日清算が完璧で十分に成し遂げられた状態にあることを容易く知ることが出来る。

21世紀の今日の韓国で、日帝に対する親日というものは既に清算完了されたにも拘らず、依然としてこんな風に「親日清算」と言うのを声の限り叫ぶ奇怪な現象は、「具体的な水準を示さずに日本に要求する『真正な謝罪』」のケースと脈を一にすると見られる。

このような面で「真正な謝罪」と言うのが日本を攻撃する為の対外用・国外向けプロパガンダ次元であれば、「親日清算」と言うのは内部の英雄たち・大韓民国発展に寄与した右派を攻撃する為の対内用・国内向けプロパガンダ次元だと見られる。

文在寅政権は時代錯誤的なプロパガンダに過ぎない「親日清算」というものを今後も続けて云々する考えであれば、国民が親日清算をきちんと出来るように具体的なリスト(行動規範)を一緒に必ず示すべきだろう。

「日帝時代に建設されたソウル駅、京義線鉄道など、全ての施設を全て撤去する」とか、「創氏改名していた人々の子孫まで一々探し出して罰金を科す」とか、何か具体的な行動規範があってこそ初めて、今日の韓国人が混乱を経ず、熱心に親日清算に乗り出し得るだろう。

従って文在寅政権が現在のように具体的なガイド(リスト)を示さず「親日清算」と言う言葉のみ一方的に前面に掲げるのは、「親日清算」と言うのが実は自分たちにとって目の敵として存在する今日の大韓民国を作った英雄たち・右派愛国勢力などを貶め陥れるための浅知恵の次元で動員されたプロパガンダに過ぎないものだということを見せてくれる。

※この記事は韓国の保守論客ファンドビルダーさんの寄稿文を日本語に翻訳したものです。韓国メディアには既に韓国語版が公開されています。翻訳の正確さに対する責任は当社にあります。

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