文大統領「ヤンセンワクチン接種者を対象にした “追加接種”の計画を立てよ」
2021年10月18日 12時12分WoW!Korea

韓国の文在寅大統領は「ヤンセンの新型ワクチン接種者に対する追加接種計画を速やかに立てよ」と指示した(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領はきょう(18日)、“米製薬企業ジョンソンエンドジョンソン(J&J)の製薬部門の系列社ヤンセンによる新型コロナウイルス感染症ワクチンの効果が、時間が経つにつれ急激に低下する”という研究結果に対して「ヤンセンワクチン接種者に対する追加接種計画を速やかに立てよ」と指示したと、青瓦台(韓国大統領府)の報道官が伝えた。2回に分けて接種するアストラゼネカ社やファイザー社のワクチンとは違い、ヤンセンワクチンは1回だけで接種が完了する。
米食品医薬局(FDA)の諮問機関であるワクチン・生物医薬品諮問委員会(VRBPAC)は、ヤンセンワクチンの追加接種を承認するよう勧告した。「FDA諮問機関の勧告は、ヤンセンワクチンがファイザー・モデルナの開発したワクチンより効果が低下する可能性があることを懸念したためだ」とメディアは伝えている。
「今月14日に公開された新たな研究によると、ヤンセンワクチンを接種した除隊軍人62万人を対象に分析した結果、予防効果はことし3月に88%であったものが、5か月後の8月には3%にまで急落した」とニューヨークタイムズは報道した。
同期間においてモデルナワクチンは92%から64%、ファイザーワクチンは91%から50%へと低下したことと比べると、急激に効果が低下したことになる。米ブラウン大学のアシシ・ジャー公衆保健学長はCNN放送とのインタビューで「ヤンセンワクチンは非常に優秀なワクチンだが、多分2回接種すべきワクチンだと思う」とし「2回目の接種が早く実施されるようにすることが急がれる」と主張した。
一方、文大統領は「段階的日常回復により、在宅治療が一般化される時に医療の空白が生じないよう、患者の移送・病院との連携・通院治療方案などを緻密に準備せよ」と指示した。
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