“未接種者差別”非難にも「ワクチンパス」を推進…「全ての人の安全のため」=韓国政府

“未接種者差別”非難にも「ワクチンパス」を推進…「全ての人の安全のため」=韓国政府

韓国では、11月から「ワクチンパス」が導入される(画像提供:wowkorea)

韓国では、来月(11月)から新型コロナウイルス感染症防疫における「段階的日常回復」(ウィズコロナ)への転換とともに始まる「ワクチンパス」(接種証明・陰性確認制)の導入を控える中、これが「不便・差別だ」として物議を呼んでいる。

しかし韓国政府は「ワクチンパス導入の延期や廃止はない」と改めて強調した。専門家は「新型コロナワクチン未接種者が相対的に差別を受けないよう不便さを最小化すべきだが、全ての人の安全のためにワクチンパスは必要だ」という見解を示している。

中央事故収拾本部のソン・ヨンネ社会戦略班長はきのう(27日)の定例会見で「段階的日常回復の過程において、ワクチンパスを通じて最小限の危険を統制するという考えであるため、この制度の実施は必ず必要だ」とし「日常回復のために防疫措置を解除しながら何の防疫管理もしなければ当然防疫状況は悪化するしかなく、医療体系が対応困難となる状況も出てくるだろう」と強調した。

韓国政府は、来月1日から遊興施設・カラオケルーム・室内体育施設・大衆浴場・競馬・競輪・カジノへの入場と、100人以上のイベント・集会への参加、療養施設での面会などに対して「ワクチンパス」を導入する予定である。このような施設・イベントにはワクチン接種証明書やPCR検査での陰性証明書を提示することで入場が可能となる。ワクチン接種者は接種証明書を見せればいいが、未接種者はPCR検査を通して陰性証明書を提出しなければならない。このことに対し「これは、ワクチンパスが接種完了者へのインセンティブではなく、未接種者に対する差別だ」という声も出ている。

イファ(梨花)女子大学モクトン(木洞)病院のチョン・ウンミ呼吸器内科教授は「多衆利用施設を利用するワクチン未接種者の安全のためにも、他の人々の安全のためにも、ワクチンパスは導入するべきだと考える」とし「特にスポーツジムのような動きのある空間では、未接種者により接種者も感染する可能性があるため、不便でも陰性証明書の提出などが必要だ」と語った。また「ワクチンパスは永久的なものではなく、一定期間施行される制度であるため、差別という認識より全ての人の安全のためのものだと考えてくれたらと思う」と付け加えた。

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