米国「制裁維持の中で対話」VS 北朝鮮「敵対政策の撤回が先」

米国「制裁維持の中で対話」VS 北朝鮮「敵対政策の撤回が先」

米朝間の立場の違いがなかなか狭まらない状況が続いている(画像提供:wowkorea)

朝鮮半島の平和の時計は止まってから長い時間が過ぎ、米朝間の立場の違いがなかなか狭まらない状況が続いている。米国は、対北制裁を維持しながら北朝鮮の対話復帰を求めている一方、北朝鮮は「対北敵対政策の撤回が先だ」という立場を固守している。

米国務省の報道官は4日(現地時間)「我々は対北制裁態勢に引き続き専念している」とし「北朝鮮が不法的で驚異的な大量破壊兵器(WMD)と弾道ミサイルプログラムの改善に必要な支援と技術を確保することを制限するために、全ての加盟国がこれまでの国連安全保障理事会決議による制裁の履行義務を満たすことを求める」と語った。

これは、中国とロシアが最近国連安保理に対北制裁の一部緩和を求める決議案を提出したことに対する反応である。中国とロシアは先月、建設・暖房・鉄道に関する装備と家電製品・コンピュータなどの禁輸規定と民需分野における制裁緩和方案を盛り込んだ内容を、安保理に提案した。結局、米国務省の報道官の発言は、中国とロシアの提案に線を引いたかたちとなった。

報道官は「北朝鮮と真実なる外交を求める」とし「挑発をやめ、対話に乗り出すことを求める」というこれまでの立場を改めて明らかにした。また特に「北朝鮮の人道的状況を懸念する」とし「北朝鮮住民の人道的必要をどのように支援できるか、同盟国およびパートナーと協力している」として、対北人道的支援の意思も表した。

一方北朝鮮は、米国による度重なる対話要求に応じていない。キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記は、新型コロナウイルス感染症への防疫と深刻な経済難などにより内治に集中している中、最近になって対外メッセージを発信したが、まだ行動に移す段階には至っていないものとみられる。

北朝鮮は、対北制裁と米韓合同軍事演習などを対北敵対政策と規定し「これに対する措置が先行されるべきだ」という立場である。キム総書記はことし9月の最高人民会議の演説で、終戦宣言について言及し「互いに対する尊重が保障され、他方に対する偏見と不公正な二重的態度(ダブルスタンダード)・敵対的見方と政策から、まず撤回されるべきだ」と釘を刺した。また北朝鮮は国連の舞台で「在韓国連軍司令部の解体」を主張した。

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