中国、バイデン大統領主宰の「民主主義サミット」を非難…「偽善者のようだ」
2021年12月04日 12時32分WoW!Korea

中国は、米国主宰の「民主主義サミット」を連日非難している(画像提供:wowkorea)
中国は、今月9〜10日にジョー・バイデン米大統領がオンラインで開催する「民主主義サミット」を連日非難している。
きょう(4日)中国外務省によると、王毅 国務委員兼外相は前日、パキスタンのシャー・マヘムード・クレーシ外相との電話会談で、民主主義サミットについて「米国の目的は、民主主義ではなく “覇権”にある」と批判した。
王毅外相は「米国は民主にかこつけて、独占的な地位を守ろうとしている」とし「民主を掲げて他国の内政に干渉し、民主的価値を濫用して世界の分裂を助長している」と語った。
また「民主的問題に関して、米国自身に問題が山積しているにもかかわらず、民主主義の守護者を自負するのは典型的な偽善者のようだ」とし「多くの国がすでに米国には “基準を定める資格”と“米国式民主主義を見本にしろと要求する権利”はないと考えている」と強調した。
つづけて「もし民主について討論するのなら、国連というプラットホームの上で相互尊重の精神をもって平等に討論すべきだ」とし「中国は、自分たちに対する民主の道と民主の進路に十分自信がある」と語った。
中国外務省の楽玉成 筆頭副部長も今月2日、ロシアのイーゴリ・モルグロフ外務次官とのオンライン会談で「民主主義サミットは、完全に一つの寸劇にすぎない」と非難した。楽副部長は「典型的な冷戦的思考だ」とし「民主は個別の国の専有物ではない」と批判した。
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