韓国人がん患者の遺伝子変異、西洋人と「異なる」研究結果=高麗大研究チーム

韓国人がん患者の遺伝子変異、西洋人と「異なる」研究結果=高麗大研究チーム

韓国人がん患者の遺伝子変異、西洋人と「異なる」研究結果=高麗大研究チーム(画像提供:wowkorea)

韓国の研究チームが、韓国人がん患者らの遺伝子データを精密分析した結果、西洋人と異なる遺伝子変異の特性を発見した。

高麗大学のソ・ギョンハ教授チームはK-MASTER事業団と共同で昨年まで事業団研究に参加した4028人のがん遺伝子を分析した。

その結果、最も一般的に観察された遺伝子変異はTP53 (48.1%)、APC (21.8%)、KRAS (17.7%)、PIK3CA (16.3%) などだった。分析結果を西洋人のがん患者らの遺伝子分析資料(TCGA: The Cancer Genomic Atlas)と比較し、KRAS突然変異が韓国人がん患者からより一般的に見られる一方、西洋人からはBRAF変異がより多い傾向にあったことを確認した。

TP53変異の場合、西洋人では卵巣がん、食道がん、頭頸部がん、膵臓がんなどの種類で一般的だたが、韓国人では膀胱がん、乳がん、胆道がん、前立腺がんで相対的に多く確認された。また、韓国人のがん患者からは反復配列不安定性の遺伝子変異が多く観察され、患者らの免疫抑制剤治療効果の可能性が高いことが確認された。

K-MASTER事業団の関係者は14日、韓国メディア「ヘルスコリアニュース」に「K-MASTER事業団と同じ国家主導の大規模精密医療事業が韓国人かん患者らの遺伝子変異特性を究明し、韓国人をはじめアジア人のがん患者らによく発生する遺伝子変異をターゲットにする新薬開発の重要な礎を提供するとの根拠を与えた」と述べた。

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