米国が中国企業4社を制裁……「フェンタニル」乱用問題に関連
2021年12月17日 06時26分WoW!Korea

米国が中国企業4社を制裁……「フェンタニル」乱用問題に関連(画像提供:wowkorea)
中国外交部の汪文斌(おうぶんひん)報道官が16日の定例記者会見で、米国が中国企業4社と中国公民1人に対して制裁を行ったことに関する質問に答え、中国政府の立場を発表した。
米国は制裁の理由として、フェンタニルの乱用・依存問題の解決を挙げている。
汪報道官は「中国政府は一貫して麻薬・覚せい剤の問題には一切容赦しないという立場であり、各種の麻酔薬・向精神薬や関連化学物質について厳しく取り締まっている。その努力と成果は国際社会からも認められている。中国側は米国の誤った行動に強く反対する」と批判した。
さらに「中国側はすでにフェンタニルを取り締まりの対象としている。しかし、米国はいまだに恒久的な対策を取っていない。それなのに、『中国公安部物証鑑定センター』と『国家薬物実験室』を制裁リストに加えた。こういった『自分が病気になったのに、他人に薬を飲ませる』ような過ちは建設的でなく、中国と米国の薬物取締りに向けた協力の障害になるだけだ」と述べた。
そして「我々は、米側が事実を尊重してフェンタニル乱用問題の原因が米国内にあることを明らかにし、中国側の努力を客観的かつ公平に評価するよう促していく。他国に問題の責任を転嫁してはならない」と話した。
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