中国人「米国よりロシアとの関係が重要」…15年ぶりに「逆転」

中国人「米国よりロシアとの関係が重要」…15年ぶりに「逆転」

中国では、米国との関係よりロシアとの関係をより重要に考えていることがわかった(画像提供:wowkorea)

中国では、米国との関係よりロシアとの関係をより重要に考えていることがわかった。

米中対立の激化が続く中、米ロ両国の重要度が15年ぶりに逆転した。

きょう(29日)中国の官営英字紙“グローバルタイムズ”の調査によると、「中ロ関係が最も重要だ」という回答は55.6%、「中-EU関係」は44.9%で、「米中関係」の41.8%を上回った。

今回の調査は、グローバルタイムズ・リサーチセンターと市場調査企業“データ100”が、今月10〜15日に中国の16都市で実施したものである。

グローバルタイムズは「『ロシアとの関係がEUや米国との関係よりも重要だ』という回答は、2006年の調査以来初めてだ」と説明した。

また、ジョー・バイデン米政権になってからの米中関係については「表面的には平和だが、内実は戦っている」という評価が40.6%と最も多かった。

さらに今回の調査を通して、中国人の3人中2人は「米国の圧力に立ち向かい、他国と正常な外交関係を維持すべきだ」と考えていることがわかった。

中国社会科学院ロシア・東ヨーロッパ・中央アジア研究所の楊進(やんじん)研究委員は「中国とロシアは西欧の圧力に立ち向かい高位級の協力を維持するなど、頻繁に交流している」とし「ロシアは香港・新疆・台湾問題において中国を支持するなど、積極的な役割を果たしている」と説明した。

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