宅配労組、CJ大韓通運本社を占拠…CJ「法的責任を問う」=韓国

宅配労組、CJ大韓通運本社を占拠…CJ「法的責任を問う」=韓国

宅配労組、CJ大韓通運本社を占拠…CJ「法的責任を問う」=韓国(画像提供:wowkorea)

韓国の全国民主労働組合総連盟の全国宅配労働組合(宅配労組)が10日、ソウル・チュン(中)区のCJ大韓通運本社を奇襲的に占拠し、立てこもりに突入した。宅配労組は「この日午前、200人以上の宅配労働者がCJ大韓通運本社で座り込みを始めた」と明らかにした。組合員たちは1階ロビーを占拠して事務室に進入した。この過程でガラスドアが割れるなど、会社側との一部物理的な衝突もあったという。 宅配労組は同日を皮切りに、CJ大韓通運が対話に乗り出すまで、無期限で座り込みを行う計画だ。

労組はCJ大韓通運側にストライキ解決のための対話と公信力のある機関の労使主張検証を要請したが、応じていないとし、対話に応じることを重ねて促した。労組は「CJ大韓通運の主張が正しければストライキをやめると約束したにもかかわらず、検証提案を拒否し無回答を一貫している」とし「これは自分たちの料金引き上げ主張が事実ではないという自白に違いない」と主張した。宅配労組のチン・ギョンホ委員長は「付属合意書で労組のストライキを誘導し、時間を稼いで生計に疲れた組合員の脱退を誘導し、労組を無力化しようとするCJの意図がますます明白になっている」とし「労組はこれ以上退く意思もない」と述べた。

宅配労組はCJ大韓通運が社会的合意をきちんと履行していないとして、昨年12月末から1か月半もストライキを続けている。

CJ大韓通運も今回の宅配労組の占拠や立てこもりに対して非寛容原則を適用し、強力に法的対応する方針だ。CJ大韓通運の関係者は「同日午前11時20分ごろ、宅配労組組合員200人余りがソソムンドン(西小門洞)のCJ大韓通運本社ビルに乱入し、ロビーや一部事務室を不法占拠している」とし「乱入の過程で会社の器物を破損し、役職員に集団暴力を振るった」と主張した。

また「宅配労組の不法な占拠と集団的な暴力行為を強く糾弾し、即刻、退去と責任者の辞退などを要求する」とし「非寛容原則によって関連者すべてに対する刑事的、民事的責任を問う」と強調した。

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