北朝鮮の弾道ミサイル「高度560キロ・飛行距離270キロ」…北京パラリンピックを「無視」?

北朝鮮の弾道ミサイル「高度560キロ・飛行距離270キロ」…北京パラリンピックを「無視」?

北朝鮮は5日、日本海上に向けて弾道ミサイルと推定される飛翔体を発射した(画像提供:wowkorea)

北朝鮮がきょう(5日)日本海上に向けて発射した弾道ミサイルは、最高高度560キロメートルで約270キロメートル飛行していたことがわかった。

韓国の合同参謀本部は「軍はきょうの午前8時48分頃、北朝鮮ピョンヤン(平壌)市スナン(順安)一帯から東海(日本海)の方向に発射された弾道ミサイル1発を捉えた」とし「今回発射された弾道ミサイルの飛行距離は約270キロメートル、高度は約560キロメートルと探知した」と明らかにした。

米韓情報当局は、詳細について現在精密に分析中である。

日本の防衛省はこの日、北朝鮮の弾道ミサイルについて「飛行距離300キロメートル・最高高度550キロメートル」と推定した。

日韓の軍当局が把握した内容によると、今回のミサイルは、北朝鮮が先月27日「偵察衛星開発のための重要試験」と主張した “準中距離弾道ミサイル(MRBM)”と推定される飛翔体と類似したものである。

その当時MRBMと推定された飛翔体は、飛行距離が約300キロメートルで高度は約620キロメートルと探知されている。

合同参謀本部は「最近の北朝鮮による度重なる弾道ミサイル発射は、国際社会だけでなく朝鮮半島の平和と安全において重大な脅威だ」とし「直ちに中断することを強く求める」と伝えた。

つづけて「軍は北朝鮮のミサイル発射直後、米韓間で緊密に状況を共有し、さらなる発射に備え関連動向を追跡監視しながら、万全な対備態勢を維持している」と付け加えた。

北朝鮮の今回の弾道ミサイル発射は、いったん自国の国家防衛力強化ロードマップによるものだとみられる。

特に今回のミサイル発射は、韓国大統領選挙が4日後に迫る中、さらにロシアのウクライナ侵攻により米国が朝鮮半島と北朝鮮問題に視線を向ける余裕のない中で行なわれたという点が注目されている。

また、北京オリンピック期間、ミサイルによる武力示威を自粛していた北朝鮮が、パラリンピックが始まるとともに中国最大の政治イベントである全国人民代表大会と全国人民政治協商会議の “両会”期間に「ミサイルカードを切った」という点も注目されている。

関連記事(外部サイト)