「新規感染者60万人突破」…韓国のハンリム大学教授「政府、不確実性を育てるべきではない」
2022年03月17日 10時28分WoW!Korea

「新規感染者60万人突破」…韓国のハンリム大学教授「政府、不確実性を育てるべきではない」(画像提供:wowkorea)
韓国のハンリム(翰林)大学江南聖心病院感染内科のイ・ジェガプ教授が16日「すぐにでも危機と言わなければならない」とし、政府の防疫緩和指針を指摘した。
同日夜、イ教授はラジオ番組とのインタビューで「新型コロナウイルスの感染者が50万人のラインを突破した。医療体系崩壊だからと距離確保を強化するよう要求しても、現政権はもう終わるからやらないし、新政権はそんな悪口を言われながら距離確保を強化するとは思わない」と述べた。
イ教授は政府が「8人、営業時間午前0時まで」のカードを出すということについて「距離確保はすでに諦めたものと見ている。距離確保を二度と締め付けることはできない」とし「医療体系が崩壊しても1日500人ずつ死んでも、数週間経てば過ぎ去るので、締め付けずにただそう見るだけだ」と指摘した。
イ教授は「現体制だけ維持するか、メッセージでも正確に、不確実性を減らすために今が危機だと話さなければならない」とし「政府は“今、オミクロンの死亡率、致命率がインフルエンザ水準になった”という。ピークに達していないのに、あえて言う必要のない話を続けている」と強調した。
また政府が「重症者専担病床の稼働率が全国的に64%、首都圏は61%」だと言及したことについて、「新型コロナウイルスの集中治療室は約2800室あるが、全国に約900室残っている状態だ。余裕がありそうだが、大学病院や上級総合病院のような治療が可能で、医療スタッフが準備できている所はほとんど埋まっている」と指摘した。
彼は「それでも国民が(ワクチンを)3次まで打っているので、40万人以上の感染者が発生しても医療体系が持ちこたえている」とし「ピークが過ぎたと話しただけで、ピークになるから緩和させても良いと言った国はない」と付け加えた。
記事にコメントを書いてみませんか?