「怪物級 ICBM」発射した北朝鮮、「サード追加配備」公約繰り上げるか=韓国

「怪物級 ICBM」発射した北朝鮮、「サード追加配備」公約繰り上げるか=韓国

「怪物級 ICBM」発射した北朝鮮、「サード追加配備」公約繰り上げるか=韓国(画像提供:wowkorea)

北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星-17型」の試験発射を行い、韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)次期大統領の「THAAD(サード:高高度ミサイル防御システム)追加配備」公約が早期に実現するか注目される。

尹次期大統領は大統領選候補当時、サードの追加配備を公約に掲げた。 米軍とロッキードマーティン社が開発したサードは、高度40-150キロの範囲で弾道ミサイルを直撃破壊方法で迎撃する。 韓国では、在韓米軍がキョンサンプクト(慶尚北道)ソンジュ(星州)でサードを運用している。

尹次期大統領は北朝鮮がミサイル挑発を本格的に再開した今年1月、「サード追加配備を検討せざるを得ない状況が来た」とし、サードを韓国軍が直接導入して運用する意思をほのめかした。

ただ、サードの追加配備については否定的な見解も少なくない。 北朝鮮が首都圏に向かって低い高度でミサイルを発射した場合、上層防衛システムの「サード」では阻止が難しいという主張だ。

世宗研究所北朝鮮研究センターの チョン・ソンジャン センター長は「サードは40キロ以上でのみ迎撃が可能な上層防御システムで、首都圏防御システムに明確な限界がある」とし「サードより韓国型ミサイル防御システムの天弓(中距離地対空誘導兵器)が首都圏防御に適しているという指摘に対する検討が必要だ」と述べた。

ただ、北朝鮮が弾道ミサイルを高い角度で発射して首都圏を狙う場合、サードが防衛に有益だという見解もある。

尹次期大統領引継ぎ委員会外交安保分科会専門委員のシン・ボムチョル経済社会研究院外交安保センター長は先月、あるフォーラムで「高角発射ミサイルは速度がマッハ8以上で非常に速い」とし「サードはマッハ14まで阻止できる。 ミサイル防御は多層防御が基本」と述べた。

問題は、サードを韓国軍が導入して配備する場合、中国側の反発が予想されるという点だ。 2017年、在韓米軍が星州にサードを配備すると、中国は自国の安保に脅威となるという理由で韓国に経済報復を強行した。

ただ、尹次期大統領側は、サードの追加配備に対する中国の反発を憂慮する必要はないという立場だ。 北朝鮮の核・ミサイル脅威に自衛権次元でサードを追加配備することに中国が反発する理由がないという説明だ。 アラブ首長国連邦やサウジアラビアもサードを導入し、運用している。

キム・ウンヘ次期大統領報道官は25日、定例会見でサード追加配置公約早期実現と関連し「引継ぎ委員会でこれから議論が進行されるので引継ぎ委の進行状況を見守ってほしい」としながらも「公約を守るために議論する」と述べた。

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