殺人的「猛暑」のインド…停電・水不足現象が次々と

殺人的「猛暑」のインド…停電・水不足現象が次々と

先月から気温が上昇し始めたインドで、猛暑警報が発令された(画像提供:wowkorea)

先月から気温が上昇し始めたインドで、猛暑警報が発令された。

インドでは5月と6月の間に猛暑がよく発生するが、ことしは例年とは異なり、春から気温がだんだん上昇し始めた。

29日(現地時間)英BBC放送によると、インド気象庁(IMD)は今週「インド北部と中部のほとんどの地域で、最高気温が2〜4度上昇する」として、猛暑警報を発令した。前日ニューデリーでは、一部の地域の気温が45度まで上昇している。

インドのナレンドラ・モディ首相は「気温が平年より早く、急激に上昇している」として懸念した。

インド科学環境センター(CSE)はことしの初め「猛暑が、北部のヒマーチャル・プラデーシュ州を含め約15の州に影響を及ぼした」と分析した。ヒマーチャル・プラデーシュ州は通常、快適な気温を維持する地域として知られている。

IMDの首席科学者は、「地域の大気」を猛暑の原因としてあげた。

この首席科学者は「地中海から始まった弱い台風により、インドの北西部と中部地域に雨が降っていない」と説明した。高気圧が続くことで、インドの西部地域に猛暑が発生しているということだ。

インド熱帯気象研究所の科学者は「大気の要因だけでなく、地球温暖化と気候変動が気温の上昇に影響を与えている」と分析した。

突然、気温が上昇したことで、ラージャスターン州・グジャラート州・アーンドラ・プラデーシュ州では、エアコンと扇風機の消費が急増したことで、停電が発生している。

また猛暑は、農業にも大きな打撃を与えているものと予想される。特にインドは、ウクライナ戦争により発生した食糧不足問題を緩和するため、輸出を増やすことを目標としているが、雨が降らないため、農業をするのに支障が生じている。

専門家たちは「極端な気象現象により、貧困層が最も被害を多く被っている」として、懸念の声をあげている。

2010年以降、インドで猛暑により死亡した人は計6500人である。インド政府は2015年、猛暑の影響を緩和するため、最も暑い時間に外部作業をすることを禁止し、規則的に注意報を発令するなど様々な措置を講じている。

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