新型コロナ感染者が初めて確認された北朝鮮…10日から平壌に「外出禁止令」

新型コロナ感染者が初めて確認された北朝鮮…10日から平壌に「外出禁止令」

新型コロナ感染者が初めて確認された北朝鮮…10日から平壌に「外出禁止令」(画像提供:wowkorea)

北朝鮮が10日からピョンヤン(平壌)住民に全面外出禁止令を下した背景は新型コロナウイルス感染者の発生だったことが12日確認された。

朝鮮中央通信はきょうキム・ジョンウン(金正恩)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の主宰で朝鮮労働党中央委員会第8期第8次政治局会議が12日に党中央委員会本部庁舎で召集されたと報道した。

通信は、「2020年2月からきょうに至る2年3か月にわたり堅く守ってきたわれわれの非常防疫戦線に穴が開く国家の再重大非常事件が発生した」とし、「国家非常防疫指揮部と該当単位では、5月8日に首都のある団体の発熱者から採集した検体に対する厳格な遺伝子配列分析結果を審議し、最近世界で急速に伝播しているオミクロン株BA.2と一致すると結論が出た」と伝えた。

これに先立ち、米国の北朝鮮専門メディアNKニュースはきょう複数の消息筋を引用し、「11日午後まで平壌では移動統制が実施されている」とし、「しかし北朝鮮当局がそれ以上の詳しい内容は公開していない」と報道している。消息筋によると平壌市民は10日午後、当局から「速やかに帰宅せよ」と指示された。

金委員長は会議で、「全国のすべての市、郡で自身の地域を徹底封鎖し、事業単位、生産単位、生活単位別に隔離した状態で事業と生産活動を組織し、悪性ウイルスの伝播空間を完璧に遮断せよ」とし、「前線と国境、海上、空中で警戒勤務をさらに強化し国防において安全空白が生じないよう万全を期せ」と強調した。

ただ、現在まで新型コロナウイルスのパンデミックに徹底した封鎖により対応してきた北朝鮮が高い伝染力を持つ新型コロナウイルスに対応する能力があるかは未知数だ。北朝鮮はこれまで国際社会のワクチン供給プロジェクト「コバックス(COVAX)ファシリティー」を通じたワクチンの受領も副作用への懸念から拒否してきた。中国のシノバックワクチンも受け入れていない。

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