仁川アパート騒音事件 、凶器乱闘40代懲役22年=韓国

仁川アパート騒音事件 、凶器乱闘40代懲役22年=韓国

仁川アパート騒音事件 、凶器乱闘40代懲役22年=韓国(画像提供:wowkorea)

韓国インチョン(仁川)で、アパート騒音問題で下の家の一家3人を凶器で殺害しようとした疑いがある40代に裁判所が重刑を宣告した。

仁川地裁刑事13部(ホ・ソンホ裁判長)は27日、殺人未遂の容疑で起訴されたA被告(49)に懲役22年を言い渡した。 また、10年間位置追跡電子装置(電子足輪)の付着を命令した。

裁判所は「被告人は下の階に住む被害者が故意に騒音を出したという誤った妄想にとらわれて葛藤を生じさせ、警察官が出動した状態で被害者を殺害することを決心して犯行した」と明らかにした。

続けて「被害者は首の部位に致命的な損傷を受けるなど、残酷な犯行手口だった」として「被害者が感じた苦痛と衝撃を考慮すれば厳重な処罰が避けられない」と判断した。

A氏は裁判過程で被害者B氏(40代・女)を殺害しようとした疑いは認めた。 しかし、B氏の娘と夫に凶器を振り回したのは殺人未遂ではなく、特殊傷害罪が適用されなければならないと主張した。 裁判所はこの日、B氏など家族3人を全員”殺人未遂被害者”と判断した。

裁判所は「被告人の行為と被害者たちが負った傷を見れば、被告人は被害者たちが致命傷を負ったり、出血多量で死亡する可能性があると十分認識することができた」とし「未必的ではあるが(3人に対する)殺人の故意が認められる」と明らかにした。

先立って検察は先月22日、結審公判で「被害者B氏はこの事件のために一歳児の知能で一生を過ごさなければならない」としてA氏に対する懲役30年を求刑した。

A氏は昨年11月15日午後5時頃、インチョン(仁川)市ナムドン(南洞)区のあるアパートの3階でB氏など3人に凶器を振り回して殺害しようとした疑いで拘束起訴された。

B氏はA氏が振り回した凶器で首を刺されて意識を失った後、脳梗塞で手術を受けた。 娘と夫も顔、手などにけがをした。

当時、通報を受けて出動した男女警察官2人は、被害者を保護せずに逃げた問題で解任された。

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