韓国教授「日本は見ているか?」…ドイツで101歳の強制収容所元看守に禁固刑判決
2022年07月01日 11時31分WoW!Korea

徐坰徳教授のSNSより(画像提供:wowkorea)
ドイツの裁判所が先月28日、第2次世界大戦中にナチス・ドイツの強制収容所で看守を務めていた、現在101歳の男に殺人ほう助などの罪で禁錮5年の判決を言い渡した。これに関連し、韓国誠信女子大学ソ・ギョンドク(徐坰徳)教授が「日本は見ているか」と忠告した。
ドイツの裁判所はヨーゼフ・S被告(101)に禁固5年を宣告。彼は出廷した“ナチス戦犯”の最高齢で、70年以上経ったいま、有罪判決を受けたかたちだ。
ヨーゼフ・S被告は1942〜1945年、ドイツ・ベルリン近郊にあったナチスのザクセンハウゼン強制収容所で看守として働きながら、収監者3518人の虐殺を直・間接的にほう助した罪で昨年、起訴された。
1936年に建てられたザクセンハウゼン強制収容所には、ユダヤ人やジプシー、同性愛者など20万人以上が収容され、彼らは強制労役、殺害、人体実験、飢餓、疾病などで死亡した。
徐教授は1日、SNSで「日本はこうしたドイツの状況を見ていますか?日本はドイツの戦後処理を必ず見て学ぶべき」と声を上げた。
また、「日本は今年も強制労役の歴史的事実を隠し、佐渡金山をユネスコ世界遺産に登録しようと地団駄を踏んでいる」とし、「反省や謝罪どころか、いつも歴史歪曲(わいきょく)だけをおこなっている状況」と強調した。
韓国の教科書では、 慰安婦問題や徴用工問題は必習項目となっており、事細かく教えられる。 しかし自らが加害者であるベトナム問題については、 まったくと言っていいほど教育されていない。 そのため、韓国軍による虐殺や強姦があったことすら知らない韓国人が多いのだ。
タイビン村では虐殺された犠牲者名を記した 慰霊碑と事件を記録した壁画が設けられ、 生存者が虐殺の証言を行っている。 2008年現在のベトナムでは韓国軍によって 少なくとも9000名が虐殺されたとも、あるいは、 30万人を超すベトナム人が虐殺されたとも言われている。 韓国政府は、ベトナムでの虐殺や強姦など、 自国の過去の蛮行を公式に認めようとしていない。
この壁画は、タイヴィン村での虐殺を 忘れないための記念碑のようなものだという。 その傍らにはゴダイ集落で虐殺された 380余人の名前が刻まれた慰霊塔も建っている。 そこには「韓国軍が行なった非道は忘れない」という内容の文字も書かれていた。