「子どもの命を奪う権利はない」…「生活苦」で息子2人を殺害した母親に懲役20年=韓国

「子どもの命を奪う権利はない」…「生活苦」で息子2人を殺害した母親に懲役20年=韓国

「子どもの命を奪う権利はない」…「生活苦」で息子2人を殺害した母親に懲役20年=韓国(画像提供:wowkorea)

20日、ソウル南部地裁刑事合議14部(キム・ドンヒョン裁判長)は殺人罪に問われたA被告(41)に懲役20年を言い渡し、10年間の児童関連機関への就職制限も命令した。 先立って検察は裁判所に無期懲役を求刑した経緯がある。

裁判所は該当事件を「同伴自殺」ではなく「児童殺害」事件と規定した。 「子供たちは生まれた瞬間に独立した別の人格体で、たとえ親でも、子供の命を奪う権利はない」と指摘した。 裁判所は「両親は子供が完全に成人に成長する時まで保護し養育する責任だけがある」と強調した。

A氏は容疑を全て認めながらも、生活苦のため、不安だったと訴えた。 しかし裁判所は殺人に至るほどではないと判断した。 裁判所は「夫にも問題があったが、収入のほとんどをA氏に生活費として渡しており、子供たちと時々会って、良好な父子関係を築いていた」とし、「生活苦がそれほど深刻だったとは見られず、A氏が苦難な状況を抜け出すため、自らも職業を探したり、精神科でカウンセリングを受けたりするなどの努力が見られなかった」と批判した。

続けて「子供たちは理由も分からずに信じてついてきた母親の手によって、大切な生命を奪われた」とし、「A氏に責任を問わざるを得ない」と叱責した。 ただ、夫と夫の実家が減刑を望んでおり、自首した点などを情状参酌した。A氏は4月、クムチョン(衿川)区シフン(始興)洞の多世帯住宅で8才と7才の小学生の息子2人の首を絞めて殺害した後、自首した。 A氏は夫の借金で不和となり、別居していたところ、利子の延滞により自宅まで差し押さえられ、犯行を決心したと伝えられた。 犯行を犯した直後、自殺を試みたが失敗したA氏は、夫と一緒に衿川警察署を訪れ自首した。

検察によると、A氏は次男を出産して専業主婦として過ごし、心身ともに疲れた状態で夫と別居を始めた。 夫が送金する生活費で2人の息子と生計を立てていたA氏は、夫が会社を辞めたという知らせに加え、住居地差し押さえなどの経済的危機を感じた。 夫に数回連絡したが返事が来なかったため、A氏は恐怖を感じて犯行を決心したことが分かった。

関連記事(外部サイト)