韓国「完全・不可逆的な」北の非核化を要求…米・英・日・仏「北の核実験脅威」を糾弾

韓国「完全・不可逆的な」北の非核化を要求…米・英・日・仏「北の核実験脅威」を糾弾

核拡散禁止条約評価会議では、すでに核実験の準備を終えたとされる北朝鮮への糾弾が飛び交った(画像提供:wowkorea)

7年ぶりに開かれた核拡散禁止条約(NPT)評価会議では、すでに7次核実験の準備を終えたとされる北朝鮮への糾弾が飛び交った。

「北核問題」は、ロシアによるウクライナ侵攻と露骨な核脅威・イランによる核開発の動きとともに、今回の会議で重点的に扱われた。米韓をはじめとした国際社会は北朝鮮の持続的な核プログラム開発に対して懸念を示し、北朝鮮が敏感に反応してきた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」を求めた。

韓国政府の代表として会議に出席した外交部(外務省)のハム・サンウク多国間外交調整官は1日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で開催されたNPT評価会議の一般討議を通じて「最優先の非拡散問題は北朝鮮だ」とし「北朝鮮は、NPT体制を悪用して公開的に核兵器を開発する唯一の国だ」と批判した。

また、北朝鮮の核実験の動きについて「北朝鮮は絶え間なく核とミサイルプログラムを開発しながら、ことしだけでも31回という前例のない頻度で弾道ミサイルを発射している」とし「しかも北朝鮮は、7回目となる核実験の準備も技術的に終えたと観測されている」と語った。

北朝鮮は現在、ハムギョンナムド(咸鏡南道)プンゲリ(豊渓里)にある核実験場で核実験の準備を終えたまま、米韓合同軍事演習と新型コロナウイルス感染症の推移・ウクライナ事態など内外の状況をうかがいながら、時期を調整しているものとみられている。

ハム調整官は「北核問題は、『われわれがどのように対応するか』という単純な対北メッセージにとどまるだけでなく、NPT体制自体の生存に対するリトマス試験紙となるだろう」と強調した。つづけて「北朝鮮はあらゆる種類の挑発を止め国連安保理決議を順守し、NPTの完全順守により復帰して完全かつ検証可能で不可逆的な方式で非核化することを求める」と語った。また「同時にわれわれは、対話の扉が依然として開かれていることを明らかにする」として、対話を通じた解決という原則を再確認した。

一方、米国と英国・フランス・北アイルランドなどが発表した共同大臣声明でも、北朝鮮による核・ミサイルの脅威が警告され、CVID方式の廃棄が求められた。

また岸田文雄首相は日本の首相として初めて出席し、演説を通じて「さらなる核実験の可能性に対する懸念がある」とし「国際社会と協力し、北朝鮮の核とミサイル問題に対応していく」として、北核問題を言及した。

NPT評価会議は5年ごとに開かれるが、新型コロナの拡散により2年間延期され、今回7年ぶりに開催された。

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