日中の高官級会談で台湾問題に関する立場の違いが明らかに…「率直な対話、疎通の維持」=韓国報道

中国と日本が高官級会談を開催した。台湾問題で外相会談が不発に終わってから半月ぶりのことだ。日中両国の外交・安保最高位参謀は台湾情勢に対して依然として立場の違いを確認しながらも、両国間の疎通を持続することにした。

今月18日、中国外交部によると、中国共産党の楊潔篪(ようけつち)外交担当政治局長が前日、中国・天津を訪問した外務省の秋葉剛男国家安全保障局長と「第9回 高位級政治対話(協議)」を行った。

楊局員は「台湾は切り離そうとしても切り離せない中国領土の一部」であるとし、「台湾問題は日中関係の政治的基盤と両国間の基本的な信義と関係している」と述べた。そして、「日本は正確な対中認識を確立し、積極的かつ実用的で理性的な大衆政策を施行しなければならない」として、日中間の相互政治信頼の増進、ゼロサム思考の止揚、異見の適切な管理などを通して両国関係を発展していくことを提案した。

両国の政治局員は「日中間の2000年余りの交流史と国交正常化50周年の旅程は、平和共存と友好協力が両国関係の唯一正確な選択であることを示している」とし、「揺らぐことのない主観を維持し、内外の干渉を排除して新しい時代の要求に合った日中関係の構築のために共に努力しなければならない」と米国をけん制したりもした。

中国国営の新華社通信は「対話が率直で深みがあり建設的だった」として、「両側は一連の有益な共感を形成し、継続疎通を維持することにした」と説明した。

中国側の発表には含まれなかったが、日本メディアによると、秋葉局長は米国下院のナンシー・ペロシ議長が今月2~3日に台湾を訪問した後に中国が台湾封鎖軍事訓練を行ったことに対する日本の立場を伝え、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調した。

また、今回の軍事演習の過程で、中国が発射した弾道ミサイルのうち5発が日本の排他的経済水域(EEZ)に落ちたことに対して懸念を示し、抗議したという。

両局長はさらに、ロシアによるウクライナ侵攻と核・ミサイルの開発を続ける北朝鮮情勢などの国際懸案についても意見を交わしたという。今回の会談は7時間にわたって行われた。

日中両国は2015年から疎通を強化するためにこの高位級政治対話を開始した。第8回の対話は2020年2月に東京で開かれ、2年半ぶりに対話が再開された。

特に、今回の会談は今月4日にカンボジアで開かれる予定だった日中外相会談が取り消された後、半月ぶりに開かれた会談だという点で注目を集めている。当時、中国は台湾封鎖軍事訓練を批判した日本を含む主要7ヵ国(G7)の共同声明に反発し、日中外相会談を取り消していた。

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