イラン20代女性の「ヒジャーブ疑問死」…世界各地で糾弾デモ

イランで20代女性がヒジャーブを被らなかったという理由で警察署に拘禁され疑問死した事件が国際問題に飛び火した。イランで反政府デモが10日間続く中、米国や欧州など世界各地でも連帯デモが行われた。イラン政府は、反政府デモの背景には悲劇的な事件を利用してイラン内の社会混乱を助長しようとする米国の陰謀があると主張した。

25日(以下現地時間)CNNなどによると、最近、米国、テュルキエ、ドイツ、ギリシャ、イタリア、スペイン、スウェーデンの多くの都市でマフサ・アミニさん(22)の死に抗議するデモが行われた。

米国では23日、イラン系米国人を主軸にワシントンDCリンカーン記念館、カリフォルニアUCバークレーでそれぞれイラン政府を糾弾するデモが行われた。フランス・パリでは24日から2日連続でイラン当局を糾弾するデモが行われた。英国ロンドンでも駐英イラン大使館接近を試みるデモ隊と警察の間で衝突が起きた。

アミニさんは13日、家族と一緒にテヘランに行ったが、ヒジャーブをまともに被っていないという理由で逮捕され、取り調べを受けていたところ、警察署で意識不明の状態に陥った。彼女は病院に搬送された3日後の16日に死亡した。イラン警察は暴力を使ったことはないとし、心臓まひの可能性を主張したが、彼女は警察署で頭を殴られて死亡したという主張が提起されている。

この事件を糾弾し、テヘランをはじめ主要都市で大々的なデモが行われた。服装の自由の問題を越え、指導部の腐敗と政治弾圧、経済危機の責任を問う政権退陣運動に変貌する傾向にある。

イラン政府は強硬鎮圧で対抗している。この過程で現在まで少なくとも41人が命を失ったと集計された。イラン当局はさらに、市民のインターネット接続を厳しく制限し、インスタントメッセージプラットフォームを遮断している。

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