学校内でのデジタル性犯罪、「不法撮影」が最多=韓国
2022年09月27日 13時29分WoW!Korea

韓国の学校で発生したデジタル性犯罪のうち最も大きな割合を占めるのは不法撮影であることがわかった。
27日国会教育委員会のミン・ヒョンベ議員が教育部(部は省に相当)から提出を受けた「小中高校内におけるデジタル性犯罪の発生現況」によると、2022年8月現在、校内で発生したデジタル犯罪は計290件だ。校内のデジタル犯罪は2019年に464件、2020年に427件、2021年に461件と、400件を超えている。2018年の218件から2019年には464件と1年で2倍以上増加したものの、新型コロナウイルスによる非対面授業の影響で増加速度は鈍化した。
過去5年間の校内におけるデジタル性犯罪の加害者と被害者は大部分が学生だ。学生間での発生が1767件で95%を占めた。教師など教職員を対象とした学生のデジタル性犯罪は56件で3%だった。教職員が学生を対象に行ったデジタル性犯罪も14件(0.8%)を記録した。
同期間のデジタル性犯罪の類型としては、不法撮影・モムケム(チャットアプリなどで行われるわいせつなビデオチャット)が589件で30.4%を占めた。また、サイバー性的いじめなどが576件(29.8%)、流布・流布脅迫などが458件(23.7%)とその後に続いた。
ミン議員は、「最近発生したシンダン(新堂)駅での駅員殺人事件も不法撮影と流布脅迫が始まりだった」とし、「デジタル性犯罪はその行為も問題だが、より深刻な犯罪につながる可能性があるという点で教育当局の積極的な対応と早期予防教育が必要」と話している。
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