尹大統領、セメント分野の運送拒否者に「業務開始命令」を発動

韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は29日、貨物連帯の集団運送拒否(総スト)と関連し、「政府はきょう、われわれの民生と国家経済にもたらされる、より深刻な危機を防ぐため、やむを得ずセメント分野の運送拒否者に対し業務開始命令を発動する」と明らかにした。

尹大統領はきょう午前、ヨンサン(龍山)大統領室で開かれた国務会議で「経済は一度止まると元に戻ることが難しく、再び軌道に乗せるには多くの犠牲と費用が伴う」と述べた。

尹大統領は、「セメント、鉄鋼などの物流が中断され、全国の建設と生産現場がストップし、われわれの産業基盤が焦土化する可能性のある状況だ。国民の日常生活まで脅かされている」とし、「自身らの利益を貫徹するため国民の生活と国の経済を人質にすることには、いかなる名分も正当性もない。特にほかの運送車両の出入りを妨害し、運送拒否に賛同しない同僚に鉄玉を撃って攻撃することは容認できない犯罪行為」と指摘した。

きょうセメント分野の運送拒否者に対する業務開始命令を下したのは、今回のストにより最も大きな被害を受けた分野が建設現場だという判断によるものとみられる。

また、貨物連帯の迅速な復帰も促した。

尹大統領は、「経済危機を前に政府と国民労使の心に相違はない」とし、「貨物連帯の皆さん、手遅れになる前に各自の位置に復帰してください」と訴えた。

そして、「私の任期中に労使の法治主義を確立するつもりであり、不法とは絶対に妥協しない」とし、「不法行為の責任は最後まで厳正に問う」と強調した。

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