ホームレス女性の顔に容赦なく「水鉄砲」
2023年01月13日 08時04分WoW!Korea

米国のあるギャラリーのオーナーが、自分の商店の前に座って休んでいるホームレスに水鉄砲を撃ち、議論が起きている。当時の場面が映像で撮影され拡散されて非難があふれたが、店主は謝罪を拒否した。
NBCニュースとガーディアンなどによると、このような騒ぎは9日午前6時ごろ、サンフランシスコ市内のギャラリー前の歩道で発生した。そこには女性ホームレス1人が街路樹に寄りかかって座って休んでいた。ギャラリーのオーナーであるコリア・グウィンは庭用ホースを取り出して近づき、女性の顔と体に容赦なく水を浴びせた。
女性が手を伸ばしてもがきながら苦しんだが、グウィンは水を撃つのを止めなかった。むしろギャラリーの前の垣根に寄りかかって片足を組んだまま平然と水を撒いた。女性は寒い冬なのに全身が濡れてしまった。グウィンは水を撃つのを止めた後、指差して女性に行けと叫んだ。
この姿は、近くのパン屋社長エドソン・ガルシアの携帯電話に収められた。該当映像はSNSで急速に拡散し、多くのネット市民の公憤を買った。現在、該当ギャラリーのウェブサイトは閉鎖されている。
ガルシアは「ケータリング注文の配達に行く途中、この様子を見た。ギャラリー社長はまるで木に水をやるかのように水を撒いた」とし「以前にもこの女性を何度か見たことがあるが、いつも落ち着いた様子だった。彼女は店の中に入らず、道で寝てばかりいる」と話した。続いて「特にその日雨が降って寒かったのでギャラリー社長の行動がさらに残酷に見えた」として「女性は『わかった。いなくなるから』と叫んだ」という。
サンフランシスコホームレス連合関係者ジェニファー・フリーデンバッハは今回のことについて「本当に残忍だ。該当映像を見た大部分の人々が冷淡さと無感覚さに驚いただろう」とし「今週は気温が低くて風がたくさん吹いた。ホームレスが水に濡れると低体温症に陥る恐れがある」と話した。
サンフランシスコはホームレス問題で頭を悩ませている。当局はホームレステント村を撤去するなどの措置を取ってきたが、裁判所はテント村撤去が憲法に明示された権利を侵害すると判断し、ホームレス保護所に十分な住居を用意できるまで当局の撤去措置を禁止すると明らかにした。
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