トルコ大震災による死者10万人を超える予想= 韓国報道
2023年02月12日 07時19分WoW!Korea

トルコ大震災により、すでに2万3000人以上が命を失っている中、死者が10万人を超える確率が24%という驚きの研究結果がわかった。
トルコでは絶望と希望が交錯している。21世紀に入り7度目となる最悪の惨事とされる中で、72時間の壁を過ぎ、奇跡的な生存のニュースも伝えられ、発生から115時間後に妊婦が救助された。
外信によると、トルコとシリアでM7.8、7.5と2度に渡る強い地震が発生してから5日を迎え、両国で発生した死者は2万3000人を超えている。
10日、トルコ災害管理局(AFAD)はこれまでに確認されている死者は1万9875人であるとし、シリアでの死者を合わせると2万3252人に上ると発表した。2011年の東日本大震災による死者1万8500人を上回る数字だ。
ロイター通信は、今回の地震は21世紀に入り多くの犠牲者が出た自然災害では7回目と記録されるだろうと評した。また、トルコのある地震科学者は、「倒壊した建物のがれきの下に20万人が閉じ込められている可能性があると述べた。
米地質調査局(USGS)の報告書によると、今回の震災による死者が10万人を超える確率は24%になると見込まれている。2日前までは14%と予想されていたが、10%も上回る結果となった。
72時間の壁と呼ばれるタイムリミットがあっという間に過ぎ、死者が続出する懸念が高まっている。
しかし、そうした絶望的な状況の中でも生存者救出のニュースが少しずつと伝えられている。トルコ南部の港町イスケンテルンでは、倒壊した建物の下敷きになっていた6人が101時間後に救出された。また、震源地近くとされるガジアンテフマンションのがれきの中からは、妊婦のザヒデカヤさんが115時間後に救出された。その約1時間前には、彼女の6歳の娘も救助されている。
トルコ外交部は、支援に乗り出した国は95か国に上り、60か国7000人余りの救助隊員が献身的な救助活動を行なっていることを明らかにした。しかし、シリアでは氷点下3度の寒さが救助活動を妨げており、死者が急増する可能性もある。
一方、トルコでは約1万2000軒の建物が崩壊または損傷を受けたと伝えられている。強い地震ではあったが、耐震基準の緩さが指摘されており、手抜き工事などの責任論も浮上している。トルコのエルドアン大統領が迅速な対応をしなかったとして、震災後初めて政府の過失を認めるなど、謝罪が相次いでいる。また、シリアのバシャール・アル・アサド大統領が初めて被害地域を訪問した。
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