トルコから帰国した救助犬「トベギ」が動物病院で健康診断=韓国報道
2023年02月19日 07時02分WoW!Korea

大地震による被害を受けたトルコに派遣された韓国の海外緊急救護隊(KDRT)と共に「トベギ」、「ティナ」、「トリ」、「ヘテ」など特殊人命救助犬4匹が18日の午前7時、ソンナム(城南)のソウル空港に帰国した。
この日の午前、ユーチューブチャンネル「救助犬トベギ」にはトベギがトルコを出発する前日の明け方、現地の公園で散歩する姿が映像で公開された。この映像と共に「韓国に無事帰国しました。応援と心配をしてくださってありがとうございます」というあいさつも添えられた。
トベギが空港からまず向かったのは、キョンブク(慶北)大学獣医科大学付属動物病院だった。国際出動に参加したトベギに健康診断を受けさせる手続きのためだ。検診を待ちながらおやつをもらって食べるトベギの姿もユーチューブを通じて伝えられた。
ラブラドール・レトリバーのトベギは、トルコの震災の現場で活躍を繰り広げ、現地メディアの注目を集めた。
トベギは現場捜索の途中で鋭いがれきを踏み右足を負傷したが、足に包帯を巻いたまま残った生存者を探すために救助作業を続けた。
トベギだけでなく、現地に一緒に派遣された救助犬のトリとヘテも破片で足を負傷したが、応急処置を終えた後、すぐに現場に再び投入された。
このようなニュースが報じられた後、「安全のために靴を履かせてほしい」という意見が殺到したが、訓練士などの専門家は雪が降った滑りやすい環境で靴を履くことはかえって危険だと説明した。
一方、陸軍特殊戦司令部と消防庁などの捜索救助班を中心に構成された救護隊118人は寒さと電気や水道が寸断され、治安が悪化する中でハタイ州アンタキアで10日間で計8人の生存者を救助した。
救護隊は健康診断と心的外傷後ストレス障害(PTSD)の検査を受ける予定で、来週には元の業務に復帰する予定だ。
救護隊の第1陣の帰国を空港で迎えたサリ・ムラット・タメル駐韓トルコ大使は「韓国が支援してくれたことをトルコ国民は決して忘れない」と感謝の意を表した。
救護隊第1陣と交代した第2陣は医療班の割合を高め、現地で保健医療分野をはじめとして被災者の救護と再建復旧に関する需要を把握し、トルコ当局との協議を主な任務とする予定だ。
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