63歳の天皇誕生日一般参賀開催...即位後初

天皇陛下の63歳の誕生日を祝う一般参賀が23日、皇居で開催された。天皇陛下が即位した2019年5月以降、4度目の誕生日を迎え、公式に一般参賀が開催されたのは即位後、今回が初めてのことになる。

「日本経済新聞」などによるとこの日、皇居では天皇陛下の63歳の誕生日を祝う一般参賀が開催された。新型コロナウイルスのパンデミック以降、初めて一般参賀の行事にご出席された。

これに先立ち、宮内庁は事前抽選を通じて参加者4800人余りを選定し、一般参賀はこの日午前に3回に分けて進められた。

天皇陛下はこの日、皇后さまや長女の愛子さまらと共にベランダに立ち、集まった参賀者らを迎えられ、「誕生日に初めてこのように皆さんからお祝いいただくことを、誠にうれしく思います」とあいさつされた。

また、天皇陛下は、昨年冬の大雪などの被害にあった人々を気遣いながら、「皆さんの健康と幸せを祈ります」と述べられた。続けて、「寒さの中にも、日ごとに春に向かっているのを感じます。皆さん一人一人にとって、穏やかな春となるよう願っています」と付け加えられた。

岸田文雄首相もこの日、天皇陛下の誕生日を祝うために皇居を訪れた。天皇陛下は迎賓館にあたる「松の間」で岸田文雄首相と面会された。