蔚山の工事現場で60代労働者が転落死…重大災害処罰法違反の有無を調査=韓国

韓国ウルサン(蔚山)のある工事現場で労働災害に遭った60代の労働者が死亡し、労働当局が重大災害処罰法違反有無の調査に乗り出した。

先月28日、雇用労働部(部は省に相当)によると28日午前9時45分ごろ、蔚山ナム(南)区にある電池電解質生産施設の工事現場で、「IL KWANG E&C」下請け業者の労働者A氏(64)が冷却塔上部の足場を組み立てる最中に、4.2メートル以下に転落した。

A氏は近くの病院へ搬送されたが死亡した。

事故が起きた工事現場は工事金額が50億ウォン(約5億円)以上であるため、重大災害処罰法が適用される。

昨年1月27日から施行された重大災害処罰法は、常時労働者50人以上(建設業は工事金額50億ウォン以上)事業場で労働者死亡など重大災害が発生した際、事故予防義務を果たさなかった事業主・経営責任者を1年以上の懲役または10億ウォン以下の罰金に処するようにした。

労働部は事故内容を確認後、労働者の安全確保のため作業中止命令を下し、事故原因を究明する一方で、重大災害処罰法と産業安全保健法違反の有無を調査する予定だ。

関連記事(外部サイト)

  • 記事にコメントを書いてみませんか?