日本、韓国のホワイト国復帰に「まだ決まっていない」＝韓国報道

日本政府が、韓国を輸出審査優待国であるグループA（旧ホワイト国）に復帰させるかどうかを今後決定するという立場を明らかにした。

朝日新聞などによると、西村康稔経済産業相は17日、閣僚会議後に開かれた記者会見で、韓国のグループA復帰に対し「輸出管理（統制）措置を解除したわけではない」とし「まだ何も決まっていない」と述べた。

彼は「多くの品目における韓国の輸出管理制度の実効性を確実に確認する」とし「韓国側の厳格な対応を求めたい」と付け加えた。経済産業省は前日にも韓国のグループA復帰について「（規制）解除ではなく（制度）運用の見直し」と自国記者らに説明した。

2019年、日本政府は韓国の輸出統制制度である戦略物資管理制（キャッチオール）が不十分であるとし、韓国をグループAから除外した。グループAから除外されると、日本から軍事的に敏感な品目を輸入するごとに、個々に日本政府の許可をとらなければならない。

両国政府は16～17日、日韓首脳会談を控えグループA復帰問題を議論したが、まだ接点を見つけることができなかった。ただし、半導体・ディスプレイ原材料として使われる高純度フッ化水素とフルオリンポリイミド、フォトレジストの3品目に対する輸出規制は解除することにした。

グループA復帰問題について、カン・ガムチャン産業通商資源部貿易安保政策官は前日「（復帰）時点を判断することは難しい。法的な意見集約手続きがあり、両国が共にこの問題を解消しなければならないため、さらに緊密に進めていかなければならない。

半導体分野の協力について西村経産相は協力意志を明らかにした。彼は「維持国（意味を共にする友好国）が連携を推進することが重要だ」と述べた。