悲劇はいつまで?…ロシア・ウクライナ双方で、戦争捕虜の少なくとも40人が「即決処刑」
2023年03月25日 11時32分WoW!Korea

「ロシアのウクライナ侵略戦争により双方で捕らえられた戦争捕虜のうち、少なくとも40人が即決処刑された」という国連報告書が公開された。
24日(現地時間)英国の日刊紙“ガーディアン”やドイツ通信社(DPA)などによると、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のマチルダ・ボグナー人権監視団長はこの日、ウクライナのキーフで開かれた記者会見で、戦争捕虜約400人とのインタビューを基に先のような報告書を発表した。OHCHRがインタビューした戦争捕虜は、それぞれロシア軍とウクライナ軍が半数ずつである。
この報告書によると、昨年2月の開戦以降、即決処刑された戦争捕虜はウクライナ15人・ロシア25人の少なくとも40人であった。
ボグナー団長は「5回にわたる調査の結果、ウクライナ軍がロシアの戦争捕虜25人を即決処刑した事実も明らかになった」として懸念を示した。つづけて「ウクライナの検察がこのことに関して一部事件を調査しているが、まだ起訴された事例はない」と付け加えた。
また、死を免れた戦争捕虜たちも、敵軍による暴力と拷問に苦しめられていることが確認された。OHCHRは「実際、多くの戦争捕虜が処刑されたり、ひどい暴力にさらされているおそれがある」と伝えた。
OHCHRは、“国際法上、戦争捕虜を殺害し暴行を加えることは禁止されている”という点をあげ「このような事例は、戦争犯罪に該当する可能性がある」と付け加えた。
記事にコメントを書いてみませんか?