ソウル市、自動車税滞納額609億ウォン···「未納時はナンバープレートを外す」＝韓国

韓国ソウル市は30日、市・区の公務員300人余りを同時に投入し、自動車税および罰金滞納車両に対してナンバープレートを外すなどの集中取り締まりを行うと29日明らかにした。

先月末基準で、ソウル市の自動車税滞納車両台数は25万6000台で、ソウル市全体の登録車両比8.0％に達する。自動車税滞納額は609億ウォン（約61億円）で、全体相場滞納額の8.4％を占める。滞納税金の種類では地方所得税に続き2番目に多い税目だ。また、駐停車違反、バス専用車線違反など自動車関連罰金滞納車両は50万7000件、668億ウォン（約67億円）に達する。

ソウル市は今回の一斉取り締まりに先立ち、今月10日から10日間、9万8096台の滞納額233億5100万ウォン（約23億円）に対する事前領置予告文を発送して自主納付を促し、85億ウォン（約8億円）の自動車税を徴収した。ただし物価上昇、金利引き上げなど厳しい景気状況を考慮し、自営業者や小規模事業者など生計維持目的の滞納車両所有者に対しては分納を案内する予定だ。