李彦周国民の力元議員「子どもが3人いたら軍隊免除? 何のポイントを貯めるのか」=韓国

イ・オンジュ(李彦周)国民の力(与党)元議員は30日、国民の力が最近に構想した少子化対策について「子どもを産むことは半端なく、子どもを産んでポイント貯めろという話のように聞こえる」と批判した。

李元議員はこの日、フェイスブックの文章で「誰の頭から出てきたアイデアなのか分からないが、少子化解決策として出てきた『子どもが3人いたら軍隊免除』はコメディーだ」とこのように明らかにした。

続いて「とにかく、子どもは女性が産むが、軍隊は男性が行く。女性は子どもを産む機械だと考えなければ、このような発想は出てこない。国防の義務が何の罰を受けるのか。罰金割引のように聞こえる」と付け加えた。

また「ごく少数が可能だとしても、その程度ならかなりの金持ちでなければならないだろう。金持ちのための制度なのか」と述べた。

李元議員は「少子化はひとまず結婚をあまりしないためであり、結婚をあまりしない世相や子どもを持つことを嫌う世相や文化的変化、意識の変化もある。そのような流れは無理に変えられるものではない」と指摘した。

李元議員は「ところが、そうではなく結婚もしたいし、子どもも産みたいのにしない場合もある。最も大きな原因は根本的なことではないか。支援する程度で解決できる問題ではない」と述べた。

さらに「住居安定、共働き家庭の現実的なケア問題、私教育費、子どもの未来ビジョンに対する心配、親自ら老後に対する漠然とした気持ち、社会連帯意識と認識不足などとすべて関連がある。このような根本的な問題について国家がただちにすべて解決することはできなくても、国家であれ、社会であれ、何かを解決していけるという希望を示さなければならない」と強調した。

李元議員は「ところで、国政に責任ある勢力が考慮するという少子化対策がこのような形であっては、何の希望とビジョンがあるのか。子どもを1人でも産んで育てたことのある共働きなら、このような言葉が出てくるだろうか。若い男女と話でもしてみたか。金持ちの年寄りたちが集まってアイデアを出したのでなければ、どうしてこのようなとんでもない考えをするだろうか」と吐露した。

これに先立ち、国民の力は22日、少子化対策として30歳以前に子どもが3人以上いたら男性の兵役を免除する案を検討したという。

これについて「現実性がない」という指摘が出てくるや、ユ・サンボム(劉相凡)首席報道官は同日の午後、メディアへの公示で「国民の力で公式提案したことはなく、推進する計画もない」と述べていた。

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